作詞家のやりがい

自分が書いた歌詞がCDになる感動

作詞家はその曲を歌うシンガーのイメージや発する言葉に合わせ、なおかつメロディーの文字数やリズムの制約がある中で、サビの盛り上がりまで考えて歌詞を組み立てなければなりません。

さらに、映画やドラマの主題歌ならその内容、CMソングならその商品のイメージもプラスし、プロデューサーから季節感や細かいテーマなどが与えられた場合にはそのすべてのニーズに応える必要があります。

加えて何度も打ち合わせをし、いつボツになってもおかしくないという不安を抱えながら修正を繰り返します。

このような苦労の末やっとCDが完成し、ジャケットや歌詞カードに自分の名前を発見した時には、えも言われぬ感動に包まれること間違いありません。

アーティストが歌う姿を見た時

作詞家は自分が書きたいものを好き勝手に書いていては務まりません。歌詞がついている曲の主役は、それを歌うシンガー、もしくは楽器演奏まで含めたアーティストグループです。

作詞家に仕事を依頼するアーティストはみな、歌いたい内容はあっても文字で表現することがうまくできないという理由でプロに頼んでいます。

彼らの歌いたいことや思いをいかに吸い上げ、1つの曲を完成させるかは作詞家の腕の見せ所です。

アーティストとじっくり話し合い、まるでそのアーティストが自分に乗り移ったかのように書くことができれば、最高の作品ができ上がるでしょう。それだけアーティストと作詞家は一心同体の存在なのです。

いよいよ曲が完成し、アーティストが歌い演奏する時、それはまさに歌に命が吹き込まれる瞬間です。CDを聴く以上の喜びを感じ、まさに作詞家冥利につきるひと時になることでしょう。

街中で流れてきた時、カラオケで歌われた時

自分の意志で聴いてはいないタイミングで自分が歌詞を書いた曲が耳に飛び込んでくると、驚きと感動を覚えるものです。

街を歩いていてお店に入ったらその曲が流れていた、カラオケで知らない人がその曲を歌ってくれた…。

さまざまな苦労はあっても書いてよかったと思い、つくづくやりがいを感じる瞬間です。