作詞家のつらいこと、大変なこと、苦労

作詞家デビューまでの苦労

作詞家は知識やボキャブラリーの豊富さよりも、センスやひらめき力が問われる職業です。

専門の学校を出たとしても、大御所作詞家の弟子として長年修行を積んだとしても、プロになれる保障はないのです。

そんな中、レコード会社や音楽制作会社のプロデューサー、ディレクターの目に留まり、作詞を依頼されるのは並大抵のことではありません。

競争が激しい中でコンペを勝ち抜く、または作家やコピーライターなど他の分野で実績を積むなど、実力に加えて運もなければ作詞家デビューは難しいでしょう。

1つの曲が完成するまでの苦労

作詞家はその曲を歌うシンガーのイメージに合った言葉遣いや言い回しを用いて歌詞をつくる必要があります。

また多くの場合「曲先」といって、メロディーが先にあり、そこに合わせて作詞家が歌詞をつけていきます。

文字数やイントネーション、テンポ、リズムといったあらゆる音楽の要素があり、歌詞は総合的にその曲に合っていなければなりません。

加えて、サビ部分にいかに盛り上がる歌詞を持ってくるかというセンスも問われます。

さらに、映画やドラマの主題歌ならそのストーリーや出演者の雰囲気、CMソングなら宣伝する商品の特性や伝えたいイメージも加味する必要があります。

その他にも、プロデュース側から季節感やテーマなどが細かく設定される場合も。もちろん締め切り日があり、決して遅らせることができないことがほとんどです。

このようなたくさんの条件や制約がある中、何度も打ち合わせや修正を繰り返してやっと1つの曲が完成します。

並々ならぬ苦労を重ねる必要があり、本当に好きでなければ務まらない職業だといえるでしょう。

金銭面でのつらさ

作詞家がもらえる印税はほんの1.5%前後。1,000円のCDが1枚売れて、手取りが15円という計算です。

事務所に所属している作詞家の場合、ここから事務所に手数料を支払うことも多くあります。しかも、印税が支払われるのはおおむね半年後。ヒットに恵まれたとしても半年間無収入という場合もあるのです。

完全出来高制なので年収は年によってばらつきがあり、安定しないのが現状です。