作詞家の生活

作詞家の1日の労働時間と休日

ある有名作詞家は、1つの曲を仕上げるのにかかるのは2時間程度だといいます。

そう聞くと、「そんな楽な仕事はない、1日に1曲書けば1年で365曲も書ける、あとは遊んで暮らせる…」などと思うのは大間違い。

2時間で1曲書くというのは、豊富な知識や情報力、音楽的センス、表現力など、さまざまなスキルが備わっていてこそできる技なのです。

作詞家の場合、デスクに向かって執筆活動をしている時間は2時間だとしても、それ以外の時間、映画やテレビを見たり、家族や友人と食事をしたり、外を歩いている時でさえ情報収集に手をぬくことはありません。

遊びやプライベートな時間であっても常に四方にアンテナを張っていることが習慣であり、職業病であるともいえるでしょう。

またそれを楽しめる人でなければ作詞家という職業は務まらないといっても過言ではありません。

休日については、スケジューリングによって好きなように休みを取ることが可能です。

逆に、締め切り日までに何としても作品を仕上げなければならないため、急な修正が入った場合などは休日返上、徹夜をしてでも仕事をする必要が生じます。

1ヶ月、1年の中で忙しい時期

オリコンのリリース情報を見ると、1曲もリリースされない日はほとんどないほど毎日毎日新しい曲が生まれています。

これらの曲が制作される期間はアーティストやレコード会社によって異なるため、1ヶ月の中で作詞家が忙しい時期というのはほとんど決まっていません。

1年の中でも同じことがいえますが、アーティストお抱えの作詞家の場合はそのアーティストがアルバムを出すタイミングに合わせてピークがやって来ます。

つまり、アルバムの中の数曲を1人の作詞家で担当すると、同じ締め切り日の曲が何曲も同時進行で制作されるため、数ヶ月にわたって忙しい時期が続くのです。

その分、やっとアルバムリリース日を迎えた時には感動もひとしおです。