作詞家の給料・年収

作詞家の収入のほとんどは印税

近年、作詞家は自分で作詞を手がけているアーティストと区別され、「職業作詞家」と呼ばれています。

この職業作詞家の収入のほとんどは印税で、歌詞を提供した楽曲の売上げに対して約1.5%といわれています。つまり完全出来高制となるため、提供した楽曲の売上げがなければ収入はありません。

逆にいえば、有名アーティストやアイドルなどに歌詞を提供し、ミリオンセラーとなれば相当な収入が期待できるのです。

しかし、CDが売れないとされている今の世の中、レーベルやアーティスト事務所のプロデュース力など、作詞家の手の届かないところで売上げが左右されることも多いでしょう。

ほんの一握りの売れっ子作詞家は月に数百万から数千万円の印税収入がありますが、それ以外の作詞家は食えるか食えないかという瀬戸際の人が圧倒的です。

年収は平均して300万から700万円程度といわれていますが、年によってもばらつきがあり、安定しているとはいえません。

印税以外の作詞の収入

厳しい話かもしれませんが、一生印税暮らしができる作詞家はごく一部に限られます。とはいえ、作詞家には印税以外にも収入を得る道はあります。

インディーズレーベルやプライベートレーベル、または個人で自費制作盤CDをつくる時に歌詞を提供する場合がひとつ。これは著作権を放棄し、「買い取り」という形で歌詞を完全に売り渡してしまう方法です。

買い取りの金額は交渉しだいですが、それほど売れていない作詞家にとっては数ヶ月後にすずめの涙ほどの印税が入ってくるより、買い取りの方がむしろありがたいという人も多いようです。

自費制作盤CDの他に、CMソングやイベント用の楽曲など、CD化しない曲に歌詞を提供する場合も、買い取りの方法が選ばれています。

作詞家としてのその他の収入

比較的売れている作詞家の場合、情報番組のコメンテーターなどテレビやラジオに出て出演料を得ることができます。

また、1、2本ヒット曲があるような知る人ぞ知る作詞家の場合、「作詞家」という名目でカラオケ大会などの審査員となり、謝礼として「審査料」を得る人もいます。

さらに、音楽系の専門学校や音楽教室、講演会などで作詞のノウハウを教え、副収入を得る場合も。これらのギャランティーは人によって、また仕事の大きさによって大きく変動します。