作曲と編曲の違い

作曲と編曲の違い

作曲は、基本的にメロディーのみを作るのが仕事です。昔は楽譜も理論も分らず、鼻歌のみでメロディーを考え、大ヒットを飛ばす作曲家もいたのです。

編曲は、よく「変曲」と勘違いされ、メロディーを変える仕事と思っている人もいます。

もちろん、それは間違いで、編曲とは、歌のメロディー以外の伴奏部分、つまりカラオケのすべてのパート(ギターやドラム、管楽器や弦楽器など)を考える仕事です。

「アレンジ」、「サウンド・プロデュース」と呼ぶこともあります。

これは、かなりの音楽的な力量や知識、経験値が必要です。楽譜も書けなければならないし、PCなどデジタルのノウハウも必須です。

クラシックの世界では?

クラシックでは、作曲家が作曲も編曲も同時に行います。ですから、クラシックの作曲家になろうという場合、音楽大学や専門学校での高度な教育を受けておく必要があります。

オーケストラ用の曲を仕上げる場合など、何十という楽器の音色や個性、演奏法を熟知して、スコアと呼ばれる何十段もある大きな楽譜にすべての楽器のメロディーを書き込んでいきます。

その際に、高度な音楽的理論や記譜<楽譜を書くこと>の知識が必要となります。感覚や感性のみでは、クラシックの作曲家はつとまりません。

ヒット業界での作曲と編曲

最近のヒット業界では、作曲家がデモテープの段階で、ほとんど完成品といってよいほどの音源を作ります。メロディーも重要ですが、サウンド(編曲)がカッコ良くないと、デモテープが採用されないからです。

つまり、昔と違って、鼻歌のみの作曲家では生き残れません。カッコ良く新しいサウンドを構築できる「編曲力」がとても重要視されるようになってきたのです。