左官に向いている人、適性

とにかく技能で勝負!の人

左官の仕事は事務仕事がほとんどなく、とにかく現場仕事が主体となります。

そのため、パソコンに向かって文章を考えたり表計算をしたり、会議でプレゼンをしたりといったこととは、ほど遠い職業です。

しかし、単純に現場で力任せに仕事をするわけではなく、繊細に仕上げるような緻密さも求められます。

腕力は人並み以上になくても何とかなりますが、この繊細で緻密な仕上げをするにはとにかく技能がいるものです。

つまり、左官に向く人というのは技能を高めることに喜びや楽しみを見いだせる人であるといえるでしょう。

とくに左官の技能は、建築職人の中でも奥が深いものです。

十年単位で技能を身につけ、昇華し、よりよい仕上げを目指していくものです。このようなプロセスを楽しめるような方は、左官に非常に向いているのです。

なお、一流の左官の仕事は、芸術的とさえいえるようなレベルのものがあります。この芸術の域を目指したいと少しでも思えれば、左官としての適性は高いといえるでしょう。

根気がよくて細かいことができる人

左官の仕事ははっきり申し上げて大変地味で根気のいる仕事です。

塗り壁でいえば「下塗り」をして「上塗り」(場合によってはその間に「中塗り」もあり)、タイル貼りはコツコツと小さなタイルを貼る等、なかなか目に見えた進捗を感じないような場合も多々あります。

仕上がったときのイメージをしっかり持ち、途中で折れずにコツコツとその仕上がりに向かって根気よくやれる方が向いているといえます。

さらに、塗り壁にしてもタイル貼りにしても、ブロックやレンガ積みにしても、非常に細かい仕上がりを求められます。

つまり、細かい仕事を愚直にコツコツとやれる人が向いている仕事といえるのです。