左官の給料・年収

平均年収を当てにしない

左官の平均年収は、ある調査によれば300〜400万円といわれております。しかしこれはあくまで平均です。新人で力仕事しか任せられないような人から、熟練して芸術的な塗り壁をつくれる人まで、すべて含んでの金額になります。

ですので、しっかりとした技能があれば上記の平均年収よりもらうことも可能です。

健康志向の高まりから技能があれば引く手あまた

健康志向の高まりから自然素材の塗り壁やタイル張りが見直されていますので、どのような材料でもそつなくきれいに仕上げることができるような技能のある左官職人は、引く手あまたです。

それが企業に所属する左官であっても一人親方であっても、仕事をたくさん任せられるということは稼ぎが上がる条件の第一歩ですので、やはり技能があったほうが年収や給料も高めです。

ただし、そうはいってもサラリーマンの平均年収といわれる400万円を大きく上回って稼げる人というのはほんの一握りです。

左官だからといって特別に給料や年収が良いわけではないので、給料や年収だけを目当てにして目指す職業ではありません。

技能=年収とも限らない

とくに独立開業して個人事業主となり、一人親方で切り盛りする方の場合にいえることですが、単に「技能」に比例して年収や年商があがるかというと、そうでもありません。

ある程度のレベルになるまでは、技能と年収等の比例関係はありますが、一定のレベルを超えてくると、次なるステップが必要になります。

それは、職人ならではの「提案力」です。ただ単に、施主や元請の人から言われたまま塗ったり貼ったりしているだけでは、人より稼ぐことはできません。

職人の立場から、施主や元請の意向を汲み取り、よりよい仕上げになるように提案できるくらいでないと、頭一つ抜きん出ることができないものです。

たとえば、塗り壁にランダムに模様をつけるようなものは、指示を出す方もうまく伝えにくいのですが、目の前でサンプル的に塗ったり戻したりしながら、その加減を確認していくようなことも、提案ということができます。

このような対応、つまり技能プラスアルファをして、はじめて年収を大幅にアップすることができるようになります。

左官の平均年収統計

厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査によると、左官の平均年収は48.6歳で379万円ほどとなっています。

・平均年齢:48.6歳
・勤続年数:19年
・労働時間:183時間/月
・超過労働:6時間/月
・月額給与:307,800円
・年間賞与:96,600円
・平均年収:3,790,200円

出所:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成27年 左官の年収(規模別 ※男性のみ)

10〜99人規模の事業所に勤める左官の年収は378万円、100〜999人規模は415万円、10人以上規模平均は379万円となっています。

左官の年収(規模別)_27

平成27年度 左官の年収(年齢別 ※男性のみ)

年齢別の左官の年収は、統計の母数が少ないこともあり、ややばらけています。

もっとも年収が高いのは40~44歳の492万円となっていますが、全体としては400万円前後が多くなっています。

左官の年収(年齢別)_27

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。