裁判官の給与・年収

裁判官の給料

裁判官の給料は、「裁判官の報酬等に関する法律」で定められており、具体的な支給金額については法2条別表に掲げられています。

これを見ると、一番低い額は簡易裁判所の17号および判事補の12号で、月額22万7,000円とされています。これは検事と同じ初任給です。

専門性の高い激務でありながら、初任給は意外にも低いような印象さえあります。

ただし、他の法曹である弁護士などに比べて、これではあまりにも低いだろうということで、「裁判官の初任給調整手当に関する規則」という最高裁判所規則により、一定額を上乗せするように調整されているようです。

この最高裁判所規則の具体的内容は明らかではありませんが、たとえば判事補の12号なら8万円ほど上乗せされて支給されているようです。

ちなみに、報酬はすべて残業代などを含んだみなし制ですので、持ち帰りや休日出勤をしたとしても、一定の額が支払われることとなっています。

なお、昇格とともに給料は上がっていき、最高裁判所長官になると報酬月額は205万円となります(平成24年4月1日現在)。公務員の中では最も高い給与水準です。

任官までの社会人経験は考慮される?

最近では法科大学院修了者からの裁判官の任官者が増えてきています。法科大学院修了者の中にはさまざまな社会人経験を持つ人も多く、法律以外の知識・経験が豊富な人も少なくありません。

こういった社会人経験は、一般企業であれば給与を決定するに当たり多少は考慮されることがありますが、裁判官の場合はこういった経験が報酬の上で考慮されることはないといわれています。

新卒で法科大学院へ進学し、最短で司法試験に合格した者でも、数十年もの社会人経験を積んでから司法試験に合格した者でも、裁判官としての初任給は同じなのです。

ただし、弁護士から裁判官へ任官される場合にかぎり、法曹としての実務経験が報酬に考慮されることがあります。

なお、任官後、20年程度は経験年数に従って平等に昇級していくのが通例です。

裁判官の給料グラフ

裁判官、判事、判事補の月額報酬

最高裁判所長官 2,010,000
最高裁判所判事 1,466,000
東京高等裁判所長官 1,406,000
その他の高等裁判所長官 1,302,000
判事 一号 1,175,000
判事 二号 1,035,000
判事 三号 965,000
判事 四号 818,000
判事 五号 706,000
判事 六号 634,000
判事 七号 574,000
判事 八号 516,000
判事補一号 420,700
判事補二号 387,000
判事補三号 364,100
判事補四号 340,800
判事補五号 318,700
判事補六号 303,500
判事補七号 286,000
判事補八号 275,700
判事補九号 253,200
判事補十号 244,300
判事補十一号 237,600
判事補十二号 231,400

簡易裁判所判事の月額報酬

簡易裁判所判事一号 818,000
簡易裁判所判事二号 706,000
簡易裁判所判事三号 634,000
簡易裁判所判事四号 574,000
簡易裁判所判事五号 438,100
簡易裁判所判事六号 420,700
簡易裁判所判事七号 387,000
簡易裁判所判事八号 364,100
簡易裁判所判事九号 340,800
簡易裁判所判事十号 318,700
簡易裁判所判事十一号 303,500
簡易裁判所判事十二号 286,000
簡易裁判所判事十三号 275,700
簡易裁判所判事十四号 253,200
簡易裁判所判事十五号 244,300
簡易裁判所判事十六号 237,600
簡易裁判所判事十七号 231,400