裁判官の魅力

自らの信念に従って事件を解決できる

仕事をする中では、自分は正しいと思うことでも、上司や関係会社など多くのしがらみから、自分の意見を貫くことが難しいという場面は多くあります。

一方で、裁判官は人の人生を大きく左右するような重要な判断を行うため、公平中立な立場で、原告と被告の言い分や証拠に基づき審判する必要があります。

そして、裁判官の独立は憲法でも保障されていて、新任判事補であっても同様です。

自らの経験や知識に基いた信念に従い、また合議の場合は他の裁判官と共に、事件の適切な解決を追求できることは、裁判官ならではの大きなやりがいです。

誰も正解を知らない問題の答えを追求する

裁判官は、原告と被告双方から出される証拠を徹底的に調べて、最も適切と思われる解決を探ります。

それらの審判は徹底して考え抜かれた末に出されるものですが、どのような解決が正解なのかということは誰も知らないことであり、真実を知っているのは、被告人と神様だけです。

その誰も知らない問題について、法律をベースとして自分が正しいと思う答えを見つけだすことは、非常に困難であり、責任も大きく、その分大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。

自らの判決が判例となる

事件について考え抜いた結論は、その後控訴審や上告審でも認められれば、「判例」となります。

その後の裁判に大きな影響力をもつ重要な判例の形成に貢献できることは誇らしい気持ちになることでしょう。

手厚い身分保障

裁判官は特別職国家公務員であるため、民間企業とは異なりリストラなどの心配はなく安定しているといえます。

さらに、裁判官は憲法76条において「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」と定められています。

そのため、例えば「原告側に有利な判決をしなければ減給する、辞めさせる」などといったことはありません。

あらゆる行政機関から、また政治的な圧力を受けないように、心身の故障のために職務を執ることができないなど一定の場合でなければ罷免されません。

柔軟なスケジューリングが可能

裁判官の場合、仕事量は多く、また重圧の大きな業務である一方で、例えば判決をいつまでに書くといった成果をしっかりと行っている限りにおいて、スケジューリングなどは各自に任されています。

そのため、育児などプライベートの時間をある程度考慮しながら働くことも可能です。