裁判官の勤務先

裁判官の勤務先

裁判官の勤務先は、原則として全国の地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所です。北は稚内から南は石垣島まで、全国にある裁判所へ配属の可能性があります。

裁判所の種類と数

司法の最高機関である最高裁判所は、東京千代田区にあります。

その下の高等裁判所は、北から札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡の合計8箇所にあります。

なお、高等裁判所の特別の支部として、2005年に知的財産高等裁判所が東京に設置されました。

これは、全国の特許や著作などの知的財産に関する紛争等を専門に取り扱う裁判所で、専門性がきわめて高い機関です。

そして、高等裁判所の管轄下には、さらに地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所が設置されており、支部まで含めると相当な数に上ります。

たとえば東京高等裁判所管轄下の地方裁判所は、東京・横浜・さいたま・千葉地・水戸・宇都宮・前橋・静岡・甲府・長野・新潟の合計11箇所にあり、さらにそれぞれの支部や家庭裁判所・簡易裁判所まで入れるとかなりの数になります。

これらのすべての裁判所への配属の可能性があるのです。

裁判所以外の勤務先

裁判所にて訴訟に携わるのが裁判官の主な仕事ですが、これ以外にも裁判官の勤務先は数多くあります。

「外部経験」といって、任官10年以内の判事補が、1〜2年程度、裁判所以外の仕事を通じてさまざまな研鑽を積むという制度があり、この制度を利用して、各地で活躍している裁判官もいます。

たとえば、民間企業内で働いたり、法律事務所で弁護士として活動したり、法務省などの省庁へ出向したり、海外のロースクールへ留学したりすることもあります。