裁判官は激務?

裁判官の拘束時間は長い

裁判官には、一般の会社員と異なり、「○時〜○時まで」といった拘束時間が決められているわけではありません。

極端に言えば、自分の担当する裁判の時刻までに法廷に出席しさえすれば、問題はないとされます。

しかし、だからといって裁判官の仕事が楽というわけでは決してありません。

裁判官1人当たりが抱える事件数は、地域や民事・刑事によって差はありますが、都市部では年間数百件にも及ぶ負担があるといわれています。

訴訟は取り下げられるものや、すぐに和解に至るものもありますが、判決に至るものの中には審理だけで数年かかったり、判決文だけでも数百ページに及ぶものまでありますので、これらを担当する裁判官にかかる負担は相当なものです。

多くの裁判官が判決文作成や資料の読み込みに時間を取られており、裁判所から帰宅しても深夜まで判決文を書いたり、休日も資料を自宅へ持ち帰って仕事をしたりしている裁判官が多いようです。

時間の拘束がないぶん、仕事の持ち帰りなどがあり、休日も返上で仕事をしなければならない場合がありますので、その意味で非常に激務であるといえます。

案件について常に勉強の日々

また、配属先によって、取り扱う案件の内容はさまざまですし、法律も毎年のように新しく制定されたり、改正されたりします。

こういった新しい分野の法律の内容や、社会情勢について把握しておかなければ、いざというときに判断することができませんし、最新の情報を常にアップデートして精通しておかなければなりません。

そういった意味で、日常の仕事に加えて、常に自己研鑽を積まなければならないという大変さがあります。こういった意味でも、裁判官の仕事は激務であるといえそうです。