作業療法士のやりがい (体験談)

日常的な活動を訓練に取り入れること

作業療法士が実施するリハビリテーションは、なかなかすぐに結果が出ないこともあります。

とくに精神領域になると効果がすぐに表れるほうが少なく、その効果も目に見えるものではないため、患者さん自身が実感してくれないこともあります。

そうした仕事を続けているうちに、自分の行っていることに何の意味があるのかという疑問を持ってしまう人もいるようです。

しかし、作業療法士のリハビリでは、日常的な活動を訓練に取り入れるという特徴があります。

健康な人にとってはなにげない行動一つひとつに大きな意味を見出していくことになり、それこそがこの仕事の面白さ、やりがいにつながっていると感じます。

患者さんが変化する様子を見られること

作業療法士が実施するリハビリは、一般的に大げさな機械を使うわけでも、特殊な運動をするわけでもありません。

しかし、食事をする、料理を作る、手芸をする、といった日常的な動作や趣味の活動を訓練に取り入れることで、患者さんにとっては苦痛を感じずにリハビリに取り組むことができ、それが知らず知らずのうちに効果を発揮しているという結果になるのです。

患者さんと一緒に楽しみながら、患者さんの心身がより良い方向に動いていくのを見たときが、作業療法士にとって一番のやりがいです。

趣味を持つことができずに1日中ベットにいた人が、訓練をきっかけに趣味を見つけて、少しでも活動の場に出てきてくれるだけでもうれしいものです。

患者さんの少しの変化が、作業療法士としての大きなやりがいにつながっていきます。

リハビリだけではない作業療法士のやりがい

作業療法士は「リハビリ職」として見られることが多いですが、作業療法として学んでいく理論は、カウンセリングなどに活用することもでき、さまざまな場面で利用することができる理論です。

そのため、作業療法士は患者さんや相談にくる人の話を聞いてあげることもでき、そこで気持ちの整理をしてあげることもできます。

親身になって患者さんの話を聞くというのも作業療法士の大きなやりがいとなっています。

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