作業療法士の就職先の選び方

どの領域で働きたいかを考える

作業療法士が活躍できる領域は、大きく分けて「身体障害領域」「精神障害領域」「発達障害領域」「老年期領域」となります。

ほとんどの作業療法士が、この領域のどこかに属していることになります。

このうち、最も作業療法士の就業者が多いのは身体障害領域といわれます。

総合病院、整形外科病院、デイケア、身体障害者センターなどから、地域の保健所や保健センターまで、多岐にわたる勤務先があります。

もちろん、絶対にこれらの領域に縛られなくてはならないというわけではありません。

働き方は人それぞれであり、自分の考え方次第では、作業療法士としての新しい可能性を広げていくこともできます。

就職先を選ぶ際のひとつのポイントになるのは、どのような現場で、どのような患者さんと関わりを持ちたいかです。

たとえば、「子どもが多くいる現場で働きたい」のであれば、児童発達支援センターや小児病院、特別支援学校などが就職先の候補となりますし、「高齢者との関わりを多く持ちたい」のであれば、老人保健施設、特別養護老人ホームなどが代表的な就職先となってきます。

希望の就職先が見つけられない場合には

自分の働きたい現場があっても、その条件にあった職場を探すことができない場合も当然あります。

希望の勤務先が、ちょうどよいタイミングで求人を出しているとも限りません。

どうしても就職先が見つからない場合は、少し視点を変えてみるとよいでしょう。

たとえば、病院など医療機関だけに絞って探していたのであれば、福祉施設にも目を向けていくことで、新しい道が開けていくことはよくあります。

もちろん、どこに就職するのかということも大事ですが、それ以上に就職した場所で何をするかのほうが重要です。

リハビリの知識を持っている作業療法士が活躍できる場所はたくさんあります。

学校の先生に訪ねてみたり、自分で情報を集めてみたりしながら、さまざまな種類の職場を見てみることもよいかもしれません。

働いている作業療法士の数は?

大規模な病院など、就職を希望する職場でたくさんの作業療法士が働いている場合、その職場の作業療法はかなり体系化されていることが多いです。

そうなると、流れに沿ってシステマティックに仕事を進めやすくなりますが、ルールがしっかりと決まっているケースが多く、新しいことに挑戦しづらい可能性は高くなります。

一方、作業療法士が少ない場合、まだまだその職場における作業療法士の働き方は開拓途中であり、一人ひとりの負担が大きくなりがちな分、新しいことに挑戦できる可能性は存分にあります。

自身がどのような働き方をしたいのかによって、就職先を探してみるのもよいでしょう。

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