精神障害の作業療法

精神障害の作業療法とは

精神の病気をわずらい、日常生活に支障が出ている人を対象に行います。

患者さんの中には、病気をきっかけに活動する意欲や体力が落ちてしまい、本来の自分の生活ができなくなっている人が多数います。

そこで、さまざまな作業を通じて活動のレベルをあげ、本来の自分の生活を回復させることを目的に作業療法は行われます。

また、多くの患者さんは、気持ちを言葉にすることが難しくなるため、他の人とのコミュニケーションが取りづらくなっています。

作業療法は患者さんによって1対1で行う場合とグループで行う場合がありますが、病状によっては、他の人とのかかわりは段階を追って進めることの方が良い場合もあります。

精神障害の作業療法の内容

患者さんの状態に応じて作業プログラムを用意します。

たとえば、ものづくりや軽作業などの現実的な作業や、スポーツや遊びなど気分転換をはかれる活動、買い物や調理などの日常生活に直結する活動などです。

公共交通機関を利用する練習をして、活動の範囲を広げていくことも行われます。

こうした作業体験を通じて、病状や気分の安定をはかるお手伝いをします。

グループで活動することによって人間関係が生じ、他人とコミュニケーション能力の回復にもつながります。

また、作業療法の曜日や時間はきまっており、定期的に参加してもらうことで、日常のリズムを作り出すことができます。

しかし、患者さんとの信頼関係をつくることは簡単ではありません。

回復のスピードはゆるやかですが、患者さんが自分自身のペースをつかみ、少しずつ自分を取り戻すことができるよう、あせることなく手助けをしていくことが大切です。

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