老年期障害の作業療法

老年期障害の作業療法とは

認知症をわずらっていたり、脳卒中の後遺症がある等で日常の生活に支障が出ている高齢者(65才以上)を対象に行われます。

患者さんの病気の種類や障害の程度、健康状態などによってどのような作業療法を行うかは異なりますが、目指すものは「日常生活の自立や安定」です。

老年期障害の作業療法は、患者さんの病気や障害の状態、全身状態、療養環境などに応じてさまざまな施設で行われています。

認知症専門病院やリハビリテーション病院、介護福祉施設、訪問リハビリなどで取り入れられています。

老年期障害の作業療法の内容

病気や怪我などで身体の自由がきかず、使わないでいるとその部分の機能が落ちてしまいます。重度になると「寝たきり」の状態に進行しかねません。

作業療法では、患者さんの状態に応じて動作や運動に関する働きかけを行い、日常生活でできることを維持していきます。

具体的な療法としては、「体操」があげられます。とくにラジオ体操はなじみのある方が多く、身体を動かしやすいようです。

また、認知症の方の場合、手芸や料理などを取り入れることもあります。

認知症になると、初期のころは記憶力の低下などで「何かおかしい」と感じ精神的にとても不安定になります。

病状の進行にともなって不安は強いストレスとなり、徘徊などの問題行動を引き起こすこともあります。

そこで、精神的な負担を軽くし気分を安定させるために、患者さん自身になじみのある手芸や料理などの作業療法を行うのです。

作業療法は、集団で行うことが多く、何か作業をしながらおしゃべりをするなどコミュニケーション能力を維持することにも役立ちます。

ただし、高齢者の場合、障害や病気の種類によってそれぞれ状況が大きく異なるため、人間関係や健康状態への配慮が必要となります。

仕事体験談