作業療法士になったきっかけ (体験談)

「作業」を治療に利用するところに魅力を感じた

私が作業療法士になろうと思ったきっかけは、作業療法が「作業」そのものを治療に利用することがわかり、その点に興味を持ったからです。

具体的にいうと、リハビリテーションの一環として料理をしたり、工芸や裁縫といった趣味の活動を取り入れるところに大きな魅力を感じました。

それまで、私はリハビリというと専門的な機器を使い、殺風景な部屋で淡々と運動を行うイメージを抱いていました。

しかし、作業療法士の仕事について知ったときに、そのイメージが完全に覆されたのです。

そうして、リハビリに関わる職業のなかでも作業療法士という存在に強く惹かれ、この仕事に就くことを目指しました。

誰かの力になりたいという気持ちが強かった

作業療法士に興味を持つ人の多くは、他の医療職にも興味を持っていることがあります。たとえば、看護師や医師、また同じリハビリに関わる理学療法士などです。

これらの仕事に共通するのは、「医学の知識を生かして人を助けることができる」ということです。

そして、医療関連の仕事を目指す人は、たいてい誰かの力になりたいという気持ちを強く持っています。

作業療法士でもその気持ちは絶対に欠かせません。なぜなら、リハビリは必ず「人のため」にすることであり、誰かを助けたい気持ちがあってこそ、仕事に一生懸命になることができたり、患者さん一人ひとりに合った訓練プログラムを考えられるようになるからです。

そうした思いは、作業療法士になってからよりいっそう強く感じるようになりました。

可能性の大きさに惹かれた

作業療法士は、他の職病に比べると立場があいまいな部分があるかもしれません。理学療法士と活動領域が似ていることも影響しているでしょう。

しかし、実際には身体分野から精神分野まで精通している職業であり、それだけに、多岐にわたる領域で活躍できる可能性を秘めているといえます。

作業療法士とはまったく関係ない職場や領域においても、作業療法の要素を取り入れていくことができる楽しみがあります。

とくに、日常生活に治療という要素を取り入れていくのは、作業療法士ならではの特徴です。

こうした可能性に魅力を感じたことも、作業療法士になったきっかけのひとつです。

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