作業療法士の仕事詳細-維持期のリハビリ

維持期のリハビリテーションについて

「維持期」とは、回復のスピードが緩やかになる時期のことです。

一般的に、怪我や病気を発症して約半年間が過ぎると維持期に入るといわれています。

この時期になると全身状態も落ち着いてくるため、療養型の病院に入院している方のほか、退院して自宅で療養しつつ外来通院で作業療法を受ける患者さんが増えます。

また、通院ができない患者さんには、訪問リハビリという形で対応します。訪問リハビリの段階になると、介護分野との連携も多くなります。

維持期のリハビリの目的

維持期では、機能の回復訓練だけでなく、生活の質をいかに保ち向上させていくかということが目的になります。

回復が緩やかになるため、これから長い間、病気や後遺症を抱えて生きていくことになり、患者さんの中でリハビリや生活することへの意欲が落ちることがあります。

作業体験を通じて、楽しみや生きがいを見つけてもらうこともリハビリの目的の1つです。

維持期のリハビリの内容

維持期において作業療法士が患者さんにできることは、多岐にわたります。

たとえば、身体の自由がきかない人には、ベッドや車椅子の上で座る姿勢で食事や手作業ができるよう方法を考え、一緒に練習したりします。

また、動かさないと機能は落ちていくので、動かすように働きかけを行うことも重要なことの1つです。

通院・通所ができる人には、ものを作ったり、書いたり、動かしたりする作業療法をおこないます。多くの場合集団で行うため、リラックスをした雰囲気づくりに配慮します。

ときにはカラオケなどのレクリエーションやお花見など季節のイベントを企画することもあります。

また、患者さんの日常生活について話を聞き、困っていることややりたいことなどを作業療法に取り入れていきます。

仕事体験談