作業療法士養成学校の選び方

作業療法士の養成学校は、大学、短大、専門学校といったように、全国にさまざまな種類の学校があります。

「養成学校」と掲げられているのであれば、どの学校に通っても国家試験の受験資格を得ることが可能です。

それを前提としたうえで、いったいどのように学校選びをすればよいのでしょうか。

もちろん、学費や立地、通学する期間の違いといったことはありますが、ここでは、それ以外の視点から学校選びのポイントをいくつか紹介します。

学校によって特色は異なる

ひとくちに「作業療法」といっても、現場ではじつに多様な価値観の下、リハビリが行われています。

たとえば、身体領域を強調する人もいれば、精神領域を強調する人もいます。学校でも、講師個人の考え方や得意分野は、ある程度カリキュラムに反映されやすくなっています。

そして、講師のあり方が、学校の特色になっていることもよくあります。

これから勉強をしようという人にとって、どのような特色があるかはなかなか判断しづらいかもしれませんが、複数の学校のカリキュラムを見ていくと、各学校が何を重要視しているかは、ある程度見えてくるでしょう。

学校見学や説明会などでは、カリキュラムの一部をわかりやすく紹介してもらえることもあります。

そのような機会を積極的に利用して、学校の特色、講師はどのような人がいるか、学べる内容はどのようなことかを確認しておくとよいでしょう。

しっかりとした実習を提供してくれるか

作業療法士になるためのカリキュラムには、「臨床実習」も含まれています。

実習は、実際に現場で患者さんに対して作業療法を行うものであり、卒業後に活躍するためのスキルを身につけるうえで非常に大きな影響力を持つ勉強です。

実習はとても大変だという声も聞かれますが、試行錯誤を繰り返しながら一歩ずつプロに近づいていく絶好の機会となります。

しかし、この実習のあり方も学校によって異なります。

たとえば、1年目から講義と並行して実習がある学校もあれば、1年目は座学で基礎をみっちりと身につけ、2年目や3年目になってはじめて実習に入っていく学校もあります。

早く現場を見たいと考えている人であれば、早めに実習が取り入れられている学校のほうが、日々が充実していると感じられるかもしれません。ただし、実習先や期間なども学校によって異なります。

作業療法士の学校では、実習は避けて通れないものとなるため、その内容や特徴を先に確認しておき、納得できる学校を選ぶとよいでしょう。

図書館が充実しているか

学校を選ぶ時に、見ておくべきポイントのひとつとして図書館があります。

作業療法士を目指す人は学校で専門性の高い勉強をしていくことから、どうしても手持ちの本や教科書だけでは対応できず、専門書を利用したいことが出てくるからです。

そのようなときに、学校の図書館は思った以上に活用できます。

また、図書館は基本的に静かであるため、国家試験に向けた勉強など落ち着いて何か作業をしたいというときにも何かと便利です。

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