漁師の種類

遠洋・沖合漁業の漁師とは

マグロ漁船でよく知られているように、遠方の海まで行って大規模な漁をするのが「遠洋漁業」です。近場の海ではなく、世界中の海が漁場となるため、一度の航海も数ヶ月から1年ほどになります。

大型船にたくさんの乗組員が乗り、大きな仕掛けを使って魚を一網打尽にするため、大漁の際には独特のスリルや喜びを味わうことができます。

遠洋漁業の漁師は、一度船に乗ってしまえば漁が終わるまで帰ってくることはできないため、陸の上で家族と生活する時間は1年のうちのわずかな時間だけという特殊な生活スタイルになります。

遠洋漁業ほどの距離はなく、日本の200カイリ水域が中心漁場となるのが「沖合漁業」です。獲る魚によって期間は違いますが、日帰り〜1ヶ月ほどになるのが一般的です。沖合漁業で獲るものとして、サンマやイカがあります。

沿岸漁業の漁師とは

日本で最もポピュラーな漁と言っても過言ではない「沿岸漁業」は、その名の通り沿岸部を中心に日帰りで行う小規模な漁法です。個人事業主が小型船で行うことが多く、日本では沖縄から北海道までたくさんの沿岸漁業の漁師が漁をしています。

沿岸漁業で獲れる魚種は実にさまざまです。アジやタチウオのような一般的な魚はもちろんのこと、タコやハモのような少し珍しい生き物も、貝類や海藻も全て沿岸漁業の漁師が獲っているものです。

漁の方法には、網を張って魚が入るのを待つ「定置網漁」や船で袋状の網を引っ張って魚を捕獲する「底引き網漁」、一本一本釣り上げる「釣り漁」など、たくさんの方法があります。

遠洋漁業のようなダイナミックさはありませんが、さまざまな魚の習性に合わせてこまめに仕掛けを工夫する楽しみを味わえるのが沿岸漁業の醍醐味です。