漁師の生活

天気予報が決める一日

漁師の一日は、天気予報のチェックから始まります。船の上での安全を確保するためには、降水確率や雷の予報、風の向きや強さなどの気象情報が命。ひとつひとつ細かくチェックして、船を出せるかどうか判断します。

もしも激しい雨や雷が続くようであれば、しばらく漁には出られない日々が続きます。こうした時期は、屋内で仕掛けを作って過ごしたり休暇を取ったりして、過ごします。

サラリーマンであれば「仕事を休めてラッキー」と思う状況かもしれませんが、漁師の場合はそうはいきません。休めば休んだぶん、収穫高が減り、収入が減ってしまうのです。

このように、気象条件によって一日のスケジュールからその月の収入まで全てを左右されてしまうところが、漁師の仕事の不安定なところでもあり、面白いところでもあるのです。

先が読めない面白さ

漁師の仕事は、常に出たとこ勝負です。魚が大漁の日もあれば、ほとんど獲れない日もあり、高値で売れる日もあれば、買い手がつかない日もあります。収入はその年によって変わります。

自然相手の仕事なので予測がつかないことも多く、毎日が驚きと発見の連続です。

さらに、遠洋漁業の漁師は、日本だけにとどまらず世界各地の海を旅することになります。数ヶ月〜1年にも及ぶ航海のなかでは燃料の補給や休憩のために異国の港に立ち寄る機会もあり、さまざまな経験をすることになります。

また、大漁のときには思いがけない高収入を手にするチャンスもあるのです。

陸の上で普通のサラリーマン生活を送っている人に比べると生活が不安定な部分もありますが、そのぶん面白さや感動もたくさんあるのです。