漁師になるには

学歴や年齢は関係なし

漁師になるためには、学歴や試験は必要ありません。年齢制限があるわけではないので、中学を卒業したばかりの16歳であっても、定年退職をしたばかりの60歳であっても、基本的には自分の意志次第でいつでも漁師になることができるのです。

大型船で出ていくような沖合・遠洋漁業の乗組員になるのであれば、個人としての特別な資格は必要ありません。乗組員として雇用されれば、すぐにカツオやマグロを獲る漁師として働き始めることができます。

遠洋漁業の乗組員の募集は、各地の漁業協同組合(漁協)などで行われているので、インターネットなどで求人情報を調べてみるとよいでしょう。

必須なのは「船の操縦免許」

一方で、沿岸部で小型船の漁師として個人で仕事をしていくためには、いくつかの免許や権利が必要になります

たとえば、「小型船舶操縦士免許」という20トン未満の小型の船を操縦できるようになる免許。

小型船舶操縦士免許の試験では、海域内のルールや気象の知識、救助の方法について問われます。この試験に合格することで船を安全に操縦できるとみなされ、免許を与えられます。

免許がなければ自分で船を動かすことができないため、個人事業主として船を持って働きたい人にとっては、小型船舶操縦士の免許は必須と言える免許でしょう。

また、海に出れば同じ漁業者との情報交換がとても重要になるので、連絡を取り合うための海上無線の技術も欠かせません。漁師になるためには「海上特殊無線技士免許」を取得することも大切です。

漁に出るには「漁業権」が必要

さらに、漁に出るためには「漁業権」も必要です。海はみんなのものではありますが、乱獲を防止したり漁業者の最低限の利益を守ったりするために、商売として漁をすることができるのは「漁業権」がある人だけです。

この「漁業権」は、各地の漁協に加盟して売り上げの一部等を支払うことで取得することができます。

漁協によって取得方法は若干変わってきますので、漁師を目指すのであれば、まずは近くの漁協に問い合わせて情報収集することがおすすめです。