漁師の大変なこと、苦労

船の上は危険と隣り合わせ

漁師にとって一番大変なのは、常に危険との隣り合わせの仕事だということです。広い海原に船を浮かべて魚を獲る際には、どんなに注意していても不慮の事故が起きてしまうことがあります。

特に多いのは「転落事故」。船の走行中や船を止めて漁をしているときに海に落ちてしまう事故のことです。小型船に乗って1人で漁をしている場合は、救助や発見が遅れて亡くなってしまうケースもあります。

天候が荒れて波がうねっていたり風が強かったりするときに、こういった事故が起こりやすいので、慎重に作業をすることが必要です。

漁師自身にも常に事故への不安や恐怖はありますが、帰宅を待つ家族にとっても、無事に帰ってくるまでなかなか安心できないというつらさがあるそうです。

漁師になるということは、こういった危険を覚悟したうえで細心の注意を払いながら漁に出るということなのです。

収入は不安定さがつきもの

漁師の仕事は、その日の漁獲高によって収入が変わります。大量に獲れた日にはたくさんの収入を得ることができる一方で、ほとんど獲れなかった日には当然収入もわずかになります。

漁獲高は季節を通しても大きく変化しますし、天候によっても左右されるため、一年を通して収入の波が激しくなります。

サラリーマンのように毎月決まった額の収入があり、年に2回ボーナスがあるような生活とは全く違うというのが現状です。

こうした収入の不安定さをカバーするために、漁協の婦人部が水産加工品の調理や販売をしてお金を稼ぐケースも多くあります。干物のような長期保存ができる加工品は持続的な売り上げにつながるため、大切な収入源になります。

漁だけに頼らない工夫をすることで、収入の不安定さを補うことも大切なことなのです。