漁師の1日

夜明け前から始まる仕事

漁師の中でも特に多いのが、沿岸部を中心に日帰りで漁をする「沿岸漁業」の漁師です。沿岸漁業の漁師の一日の流れは、以下のようになります。

3:30〜 起床・出勤 
4:00〜 出港
4:20〜 漁場に到着後、漁を開始
6:00〜 船の上で簡単な朝食(おにぎりなど)
9:00〜 帰港 
9:30〜 魚の選別や出荷準備
11:00〜 食事、休憩
13:00〜 網の修理や仕掛けの準備
14:00〜 業務終了

漁師の多くは、夜明け前に出港します。魚種や季節にもよりますが、夜明け前や早朝は活性化している魚が多く、市場が開く前に朝獲れたばかりの魚を持ち込むことで鮮度の良いものを売ることができるからです。

どのスポットで漁をするかは、早い者勝ち。漁師たちは我先にと船を動かして、魚の釣れそうな場所を陣取り、漁を始めます。その後、数時間にわたって漁を行い、市場が開く前に港に戻るのが一般的です。

帰港後は陸での作業

港に戻った後は、魚の選別や出荷準備を行います。魚はある程度の大きさがなければ売り物にはなりませんし、傷がついているものは加工品用に回すことになります。

こうした選別は、自分で行うこともあれば、漁協のスタッフが手伝ってくれることもあります。

今日の出荷分の作業が終わったら、今度は翌朝の漁の準備です。船を洗ったり、網や餌などの仕掛けに傷がないか点検して修理や交換を行います。

全ての作業が終わるのはおよそ14時頃。世間一般の人に比べるとずいぶん早い時間に仕事が終わるように思えますが、その分また翌朝は3:30起床なのです。夕食や就寝も圧倒的に早い時間帯になり、漁師の生活のリズムは独特なものになっています。