漁師になるための学校

海のことを学ぶなら水産高校

漁師の仕事に就くためには、特別な学歴や国家資格の取得は必要ありません。漁師として働くための特別な試験はなく、誰もが望めば漁師になることができるのです。

実際に、昔は小学校や中学校を卒業してすぐに親の後を継いで漁師になる人がたくさんいました。仕事を覚えるためには、現場に出て先輩から教えてもらうのが一番良いと考えられていたからです。

ただし、最近では漁師をめざしながら高校までは進学するという人が増えてきており、そういった場合は「水産高校」を選択することが多いようです。

水産高校は、水産業に関する技術や知識を学ぶことができる高校です。大型船での実習を行う「海洋科」や水産物の加工を学べる「食品流通科」などのさまざまな学科があり、漁業の経営について学ぶこともできます。

船の操縦や潜水について学べることもあり、漁師となったときにも役に立つさまざまな知識や技術を手に入れることができます。

免許をとるためには教習所へ

個人経営で漁をする漁師になる場合、必ず必要になるのが「小型船舶操縦士免許」です。これは国家試験であり、試験に合格するためには学科と実技の両方の試験が必要になります。

学科は独学でも勉強できますが、実技は教えてもらわないと難しいため、一般的には「登録小型船舶教習所」か「免許スクール」に通うことになります。

自動車免許を取得するのと同じように、指導者から直接、操縦の実技指導を受けることができます。

教習と言っても、それほど大がかりなものではなく、基本的には1〜2日通えば既定のカリキュラムを修了することができます。

ここで手に入れた修了証明書と必要書類を添付して試験申請を行うと、「小型船操縦士免許」の国家試験のうち、学科試験と実技試験が免除されます。