旅行代理店はきつい? 仕事のつらいことや大変なことを解説

旅行代理店社員のつらいこと・大変なこと

給料が仕事量に見合わないと感じることも

旅行代理店での仕事に華やかなイメージを抱く人はたくさんいるようですが、実際は非常に忙しくなりがちで、店舗によっては朝から晩までほぼ休みなく働くようなところもあるといわれています。

とくにお客さまの数が多い店舗では、毎日残業をしないと仕事が終わらないことも珍しくないようです。

しかし、それほど忙しく働いていても、頑張りがすべて給料に反映されるとは限りません。

旅行代理店は、大手でもそこまで高い給料が得られるわけではなく、就職前の憧れと現実のギャップに苦しんでしまう人もいます。

とくに収入第一で考えると「つらい、苦しい」という気持ちが先行してしまいがちなため、いかに仕事そのものを好きになれるかが、この仕事を長く続けていくための重要なポイントといえるでしょう。

カレンダー通りに休めず、休日でも気が休まらない

旅行代理店は、基本的に土日も営業します。

旅行者の数は平日と週末を比べると、週末が圧倒的に多いため、スタッフも土日は出勤を命じられるケースが一般的です。

そのため旅行代理店では休みは平日になることが多く、部署や職種によってはカレンダー通りに休めないことがあります。

また旅行出発当日であったり現地でトラブルがあったりすれば、休みの日でも対応に追われます。

仕事用の携帯電話がいつ鳴るかわからず、休みの日も完全に気持ちをオフにすることができないため、気が休まる時がありません。

ミスが許されず気が抜けない

旅行代理店の仕事では、わずかなミスのために取り返しがつかない事態になる場合があります。

たとえば以下のような事例が考えられます。

  • 早割りチケットの発券期限を越えてしまい発券できなくなってしまった
  • パスポートの有効期限切れに気付かず飛行機に搭乗できなくなってしまった
  • 航空券の日付を間違えていて、予定通りに出発できなくなってしまった
  • 手配もれにより、宿泊先のホテルが予約されていなかった
  • 添乗の際、不注意により旅行者にケガをさせてしまった

このようなことがあれば旅行内容を変更せざるを得ず、旅行者にとってはせっかくの旅行気分が台無しになります。

とくに一生に一度の新婚旅行や家族の不幸にともなう移動だった場合は取り返しがつかず、大きなトラブルにも発展しかねません。

旅行代理店の仕事には大きな責任がともなうため、ミスが許されず気が抜けません。

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旅行代理店社員の悩み

旅行業界は一般的に残業が多く、労働時間が長い傾向にあります。

中小の旅行代理店では部署が分かれておらず、一人で多くの業務を兼ねることも多いです。

とくに年末年始やゴールデンウイークなどの繁忙期は仕事が深夜にまでおよぶこともあります。

またシフト制の勤務になることが多いため、休日が不安定でまとまった休みを確保しにくいのが現状です。

プライベートの時間が取りづらく、好きな旅行をする暇がないという悩みがあります。

旅行代理店社員を辞める理由で多いものは?

旅行代理店の離職率は高く、3年以内に7割以上の人が退職してしまうという統計もあります。

一番多い退職理由は、仕事量が多く非常に忙しいことです。

カウンターセールスであれば、電話対応や接客に追われ、休憩時間が取れないこともあります。

添乗業務では場合によっては24時間対応が求められ、営業では厳しいノルマが課せられるケースもあります。

旅行業界は薄利多売のビジネスモデルとなっているため、一般的に給料がそれほど高くなく昇給も少ない傾向にあります。

そのため給料が仕事量に見合わないと感じ、退職を検討する人が多いです。

また忙しさにより精神的な余裕がなくなり、職場によってはギスギスとした雰囲気となり、人間関係に悩んで辞めていく人も多くいます。