旅行代理店社員の就職、求人、採用の状況

大手へ新卒での就職は狭き門

旅行業界は昔も今もたいへん人気がある業界であり、ブランド力がある大手旅行代理店における採用試験の倍率は、何十倍にもなることがあります。

とくに新卒で大手旅行代理店へ入社するのはハードルが高いとされており、何社受けてもまったく内定が出ないということも珍しくないようです。

しかし、近年、大手の旅行会社では分社化や子会社化を進める動きが強くなっており、本社での採用は少なくなりつつあります。グループ企業の場合、本社に比べると給与が若干低めに設定されていることが一般的で、その場合、多少就職のハードルは下がるようです。

いずれにしても、旅行代理店は人気が高い仕事であることは確かです。求人は多く出ていますが、常にそれ以上の人が集まりやすい仕事であることは認識しておいたほうがよいでしょう。

正社員以外の雇用形態も増えている

最近は、さまざまな旅行代理店が「激安ツアー」のようなものをこぞって打ち出しており、各社間での価格競争がますます厳しくなっています。

こうしたことを背景に、従業員の採用を正社員ではなく、契約社員や派遣社員、あるいはアルバイト・パートなどの非正規社員へ切り替える企業も増加傾向にあるようです。

非正規社員の場合、残業をあまりしなくてよいなど自分の時間が作りやすかったり、未経験者でも採用されやすかったりといったメリットはありますが、企業によっては正社員に比べて著しく給与が低かったり、待遇面に不安が感じられるケースも見受けられます。

できるだけ好条件で就職したい場合には、英語力を高めたり、幅広い教養を身につけたり、「総合旅行業務取扱管理者」の資格取得を目指したりといった努力が必要となるといえます。

旅行代理店といっても、大手から中小まで多様な企業があります。なかには特色あるサービスの提供や事業展開をしているところもあるため、就職先を選ぶ際はよく比較してみるとよいでしょう。