労働基準監督官の現状と将来性

労働基準監督官の現状

労働基準監督官は国家公務員であり、他の公務員と同様に比較的安定している職種であるといえるでしょう。

しかしながら、近年の経済不況の影響から、公務員数を削減すべきという流れの中に労働基準監督官も含まれており、若干ですが人数の削減が行われています。

基本的に労働基準監督官の業務量は安定しているため、残業が必要になることは少なく、働きやすい職場といわれます。

一方で、経済不況時には、労働者と事業者間のトラブルは増加しがちであり、それらの紛争を解決する労働基準監督官の業務量も増える傾向にあります。

労働基準監督官の将来性

労働基準監督官は、労働者からの相談に応じ、労使間のトラブルに適切に対応し、また事業者が法律を遵守し適正な労働環境で運営するために指導、監督します。

そのため、労働者が法律で定められた権利を得て、安全に働くために、非常に重要な役割を担っているといえます。

諸外国に比べるとまだまだ日本での労働者の権利は保護されておらず、労働者が安心安全に働ける労働社会をつくることは、やりがいの大きな仕事でもあり、今後も必要とされる仕事といえるでしょう。

また、労働基準監督官は公務員のため、将来にわたって安定性を期待できる職種といえます。

一方で、労働関連の専門性の高い職種でもあるため、着実に多くの経験を積むことで、出世やキャリアアップを望めるなど、将来性も期待できる職種でしょう。

労働基準監督官のキャリアアップ

労働関連の法律について、より深い知識を得てレベルの高い業務へ対応できるように、またキャリアアップを目指すためにも、社会保険労務士の資格を取得することは非常に役に立ちます。

また、労働基準監督官の中には、社会保険労務士の資格を取得し、独立開業する人もみられます。

将来的に労働基準関連業務で独立したいと考える場合でも、社会保険労務士の仕事は労働基準監督官の仕事とも大きな関わり合いがあり、労働基準監督官として幅広い経験を積むことは、非常に役に立つといえるでしょう。