労働基準監督官に向いている人、適性

困った人を助けたいという正義感の強い人

労働基準監督官は、事業主に労働関連法令を遵守させ、労働災害を未然に防ぐ役割を担っています。

長時間労働や安全対策のとられていない工事現場での労働など、過酷な環境を強いられ、苦しんでいる労働者を助けることのできる仕事です。

ときには協力的ではない事業主を相手にしたり、膨大な処理業務で苦しい場面があっても、なんとか困っている人を助けたいという熱意をもって取り組める人が適しているでしょう。

人と関わるのが好きで、コミュニケーション力のある人

労働基準監督官は、労働者や事業主や関係者など業務上非常に多くの人に会うため、人と関わることが好きな人が向いているでしょう。

問題を解決に導いていくためには、相手の意見をしっかりと聞き、相手に納得してもらい、信頼関係を築けるようなコミュニケーション力が重要になります。

また労働基準監督官は個人に任せられる裁量は多いものの、仕事は多くの先輩や同僚と共に行います。そのため、職場の人間関係を良好に築くことも必要でしょう。

体力・精神力のある人

労働基準監督官は、あらゆる事業所や工事現場などに出向いて、労働基準関連法令が守られているかどうかチェックします。そのため業務に占める外出の割合は多い仕事といえ、体力が必要とされます。

また、労働基準監督官の業務には、事故など労働災害が起こった現場に出向き、現場を細やかに調査し、原因や再発防止のために取り組む安全衛生業務や労災補償業務があります。

悲惨な現場に立ち入り、災害にあわれたしまった方の苦しみなどを目の当たりにすることもあり、精神面での強さが必要とされることも多いでしょう。

さまざまな地域に移り住むことを楽しめる人

労働基準監督官は国家公務員となりますので、数年に1度の割合で全国規模の転勤が命じられます。

そのため、転勤を苦痛と感じるのではなく、転勤によって新たな経験を得ることができるチャンスと捉え、前向きに受け入れられる人が向いているでしょう。