労働基準監督官の1日

労働基準監督署での1日の例

8:30

始業。メールのチェックと、1日のスケジュールを確認します。

臨検監督に行く場合は、事業所に関する資料や法令集を準備します。

9:00

事業所や工事現場に、臨検監督(定期的な調査、または予告なしの立ち入り検査など)に出向きます。

臨検監督には通常2時間から半日程度の時間を要します。

機械や設備、帳簿などを調査し、労働者が安全に作業を行える環境かどうか、また法律違反がないかなどを細やかにチェックします。

法律違反が認められる場合には、事業主などに対して改善するように指導し、危険な場合は立入禁止などの措置を命じることもあります。

11:00

臨検監督を終えると署に戻り、現場での業務について報告書を作成します。

現場で見たことを正確に記録し、必要となる行政指導を記載します。

1日中臨検監督の日は、午後も別の臨検監督に出向きます。

12:00

昼休み。

13:00

電話や窓口で労働者(社員や退職後の社員など)からの相談を受けます。

残業代を払ってくれない、危険な現場で働いているなど相談者からの訴えを聞き、解決法を探ります。

15:00

相談者からの問題に対して、悪質な違反と判断された場合は臨検監督に出向きます。

16:30

署に戻り、相談者から、臨検監督の結果を連絡します。

業務の進捗、結果について書類でまとめ、社内会議などの場で上司や同僚に報告、相談します。

17:00

終業。明日のスケジュールを確認し、業務を終了します。

労働基準監督官の職場

労働基準監督官として採用された後は、主に全国各地にある労働基準監督署に勤務し、その後、厚生労働本省や都道府県労働局などにも随時転勤を命じられることとなります。

各拠点では、管轄するあらゆる事業所について、労働基準関連法令で定められた基準を守り、労働者が安心、安全に仕事を行うことができる労働環境で運営されているかどうかを監督し、指導しています。

管轄する地域の工場や事業所へ実際に出向いて、立ち入り検査、指導を行うため勤務時間中は外出が多く、また労働者や事業主など人とかかわることが多い業務といえるでしょう。

労働基準監督署では、拠点によって組織内容は異なりますが、一般に監督課、安全衛生課、労災課などそれぞれ担当する業務内容によって分けられ、業務にあたっています。

労働基準監督官の勤務時間

労働基準監督官は国家公務員であり、勤務時間は原則として8時半から17時、週休2日制となっています。

通常時は勤務時間内で処理できる業務量であり、定時で終了できるということも多くなっていますが、年度末から年度初め、また相談者が増えた場合などは、残業することもあります。