労働基準監督官は激務?

定時で業務を終了できる業務量

労働基準監督官は国家公務員であり、原則として勤務時間は8時半から17時までと定められています。

配属される拠点や業務によっても異なりますが、通常時においては残業が必要になることは少なく、定時で業務を終了することも珍しくないでしょう。

一方で、管轄する事業所の立ち入り検査を行うにあたって、相手方の事業所の営業時間帯が深夜であった場合などはそれに合わせ対応するといったケースもあります。

また、年度末から初めにかけてや労働者からの相談が多い時期には残業が必要になる場合もあるでしょう。

ワークライフバランスも可能

週休2日制が取られており、土日とカレンダーで定められた祝日などは休日となります。

国家公務員であり、福利厚生は充実しており、有給休暇も取得できるため、仕事だけでなくプライベート時間も大切にしたいという人にも働きやすい職場といえるでしょう。

外出が多く、体力は必要

労働基準監督官は、定期的、または相談者からの申告に基づいて、あらゆる事業所や工事現場に出向き検査、監督、指導を行います。

そのため、業務時間内における外出は非常に多く、活動量の多い仕事といえます。また外先から帰ると事務処理や会議といった業務もこなさなければならないため、体力が必要とされます。

精神的なタフさは必要

労働基準監督官の業務には「安全衛生業務」と「労災補償業務」があります。

労働者の中には、過酷な労働時間や労働環境によって病気になったり、過労死をしてしまったり、工場が安全対策をとられていなかったことから事故にあってしまったりと、不幸な労災にあわれてしまうこともあります。

たとえば工場で事故が起こった場合には、事故現場に行き、現場の状況を細やかに検査し、災害にあわれた方や関係者からの事実関係の聞き取り等を行います。

そして、被災者に必要な保険を支払い、また再発防止のための指導を行います。

災害現場を目の当たりにし、被災者などの声を聞く業務は精神的につらいと感じることも多く、業務を進めるにあたっては精神的な強さを必要とされるでしょう。

原則として数年に1度の大規模転勤

労働基準監督官は、地域との癒着を防ぎ、公正な立場で業務を行うという目的から、数年に一度の割合で全国規模の転勤が命ぜられます。

やっと職場になれたという頃に転勤でまた一から始めなければならないということは大きなストレスに感じることも多いですが、新しい環境で新たな経験を積むことができると前向きにとらえることが必要となるでしょう。