理容師の一年目

最初は緊張の連続

お店によって多少の違いはありますが、入店してすぐの新人の時代は、店内の掃除と備品・機材のチェックや手入れが第一の仕事になります。

お店が開店時間を迎えてからは、来店客の応対・接客、清掃、会計(レジ係り)を担当したりもします。このように紹介するとかなり楽そうに思えるかも知れませんが、特別なことがない日常でもけっこう忙しく、馴れるまでは緊張の連続といってもいいでしょう。

まずはシャンプーから

3カ月が経過したころからシャンプー係りを任され、その後は店長やオーナーの見立てによって、任される仕事の範囲が少しずつ増えていきます。

トリートメント、フェイシャルなどは比較的早く合格点をもらえますが、お客様の好みや要求を反映させながら行うヘアカットとシェービングが任されるようになるまでには、かなりの時間を要します。

当然、お客様をテスト台にするわけにはいきませんから、ヘアカットやシェービングは、閉店後の時間を使って先輩スタッフの髪を切らせてもらったり髭を剃らせてもらったりすることで修練を積んでいきます。

閉店後の練習

コンクールなどの行事が近づくと、閉店後の時間も忙しくなります。先輩スタッフのアシスタントをしながら、“技術や要領を盗む”こともあれば、ともにコンクールに出場してアシスタントを勤める場合には、すべての工程をマスターし先回りしてサポートができるように連日特訓がつづきます。

多くの場合、オーナーや店長の出身校から、実地(国家試験対策)の一環として後輩が入店してきたりもしますので、そういう生徒たちの面倒や指導役を任されるケースもあります。

個人差がありますが、新人として入店してから、2年〜3年程度で一人前の技術が習得できます。