臨床心理士のやりがい

人の心に寄り添い、問題を解決に導ける

臨床心理士は、小さな子どもから高齢者まで、そして多種多様な職業に就いている人や、それぞれ違った価値観を持つクライアントと接します。

そこでは日々多くの出会いがありますが、クライアントは何かしら心の問題を抱えているのは事実です。いくらプロの臨床心理士が向き合ったとしても、必ずしも問題がすぐ解決に向かうとは限りません。

複雑な事情が絡み合って、前に進むためには何年もかかるケースも存在します。また、人間の心はそう単純明快なものではないため、数学のようなスッキリとした答えが出せないこともあります。

しかし、臨床心理士のサポートによってクライアントの心が少しでも良い方向に動いていることがわかれば、それは臨床心理士にとって何よりうれしいことです。

諦めずに相手と向き合っているうちに、「ありがとう」と感謝してもらえることもあります。

「一人でも多くのクライアントを助けたい」という思いを持つ臨床心理士にとって、自分と関わることでクライアント自身が元気になっていくのを見られることこそが、何よりのやりがいになっています。

自分が成長することで、より多くの人を助けられる

臨床心理士は、いざ仕事を始めてからも日々の勉強や研究、そして人間性を高めていくことが欠かせません。

毎日の仕事をこなしながら勉強を続けていくためには、強い精神力が必要です。

忙しくて挫けそうになることもありますが、地道な努力を続けていけば、以前はすぐにわからなかったことがわかるようになったりと、日常業務の中で自分の成長が実感できる瞬間が必ずあるでしょう。

また、人の心と向き合う仕事だからこそ、「人間とは何か」「自分はなぜ生きているのか」といった、深いテーマとも真剣に向き合わなければならない機会が多く出てきます。

臨床心理士は、この仕事に就いていなければ考えもしないようなことを考え、人生を豊かにしていくことができます。

また、相手の気持ちを理解したり、相手の考えをしっかりと受け止めるためには、自分が柔軟でいなくてはなりません。自分自身が人間として成長することで、より多くのクライアントを助けられるようになります。

自分の成長が少しでも実感できた瞬間には「この仕事をしていて良かった!」と思うとともに、臨床心理士としてさらなる高みを目指していこうというモチベーションが上がります。