臨床心理士のつらいこと、大変なところ

仕事の掛け持ちや勉強を続ける大変さ

皆さんは、臨床心理士に対して、どのような仕事ぶりを想像しているでしょうか。

学校や病院などで、クライアントと向き合って穏やかにカウンセリングをしているイメージを抱く人が多いかもしれませんが、実は、その仕事の実態はとても大変でハードなところがあります。

たとえば、臨床心理士はニーズの高い職業でありながら、給料や待遇が安定した常勤の仕事を探すのは簡単なことではありません。

非常勤として時給をもらいながら働く臨床心理士は多くいますが、それだけでは生活が苦しいため、いくつもの職場を掛け持ちしている人も少なくありません。

当然、掛け持ちをすればするほど仕事は忙しくなってきます。

また、いざ臨床心理士になってからも勉強や研究は続けなければなりません。休日や勤務時間外を使って学会や研究会に参加している人は多くいますし、自主的に専門書を読んで知識を深める努力も求められます。

あまりに忙しくなると、臨床心理士自身が心のバランスを崩してしまうこともあります。

安定した収入を得ることも大切ですが、自分自身の心にゆとりを持って働くことも重要です。

人間のドロドロした面にも触れる

臨床心理士は、人間の心に深く触れていく仕事です。

人間は良い面だけでなく、嫌な面や汚い面を必ず持っており、この仕事をしていると、そのような人間の暗い部分に接する機会も多く出てきます。

普通の人だったら目をそらしたくなるようなことでも、真っ直ぐに向き合わなくてはならないこともしょっちゅうあります。

もし、人の嫌なところに接したときも、感情的になったり我を忘れてしまうようでは臨床心理士としての役目は務まりません。

臨床心理士は相手のすべてを受け止める広い心を持ち、冷静に、そして自ら心の安定を保って働くことが何よりも大切なのです。