高卒から臨床心理士になるには

大学から大学院へ進む

高卒の人の場合、臨床心理士になるためには長い時間がかかります。

臨床心理士の資格を取得し、就職するためには、まず資格試験の受験資格を得るところから考えなくてはなりません。

受験資格を得るには、臨床心理士の「指定大学院」や「専門職大学院」という種類の学校に通い、カリキュラムを修了します。

指定大学院や専門職大学院は高卒の学歴では入学できないため、まずは大学進学を目指すことが必要になります。

大学は心理系の学部がベター?

指定大学院や専門職大学院を受験する際に、卒業した大学の学部・学科は問われません。

しかし、大学院の入試試験では心理学の基礎知識も問われるため、必ず臨床心理士になりたいという気持ちが強い場合には、大学は心理系の学部・学科に進むとよいでしょう。

大学院の倍率は高くなりがちで、大学在学中などに外部の予備校に通って入試対策をする人も少なからずいます。

長期的に頑張れるかどうか

大学を卒業し、大学院を修了するまでには最低でも6年(4年+2年)かかり、第2種指定大学院を修了した場合は、さらに1年以上の心理臨床経験が必要となります。

その後、ようやく資格試験を受けるとなると、人によっては「臨床心理士」という肩書きを持つまでに10年近くかかる可能性もあります。

もちろん、大学や大学院に通うとなると、相応の学費もかかります。

また、臨床心理士の資格は国家資格ではなく、就職や転職を絶対に保証してくれるものではありません。

資格や経験があっても、なかなか良い就職先が見つからずに非常勤として働く人も多い世界です。

臨床心理士になるまでに膨大な時間をかけても、すぐに安定した収入が得られるとも限りません。

この事実だけ見るととても厳しく思えるかもしれませんが、臨床心理士は経験を積めば積むほど成長でき、身につけたあらゆるものを仕事で生かしていくことができます。

長い時間をかけても、臨床心理士を本当に目指したいという情熱があるかどうかをいま一度考えたうえで、夢に向かって進んでいってください。