臨床心理実習で学ぶこと

臨床心理実習とは?

臨床心理士を目指す人が通う指定大学院では、座学での講義を受けるだけでなく、心理臨床の現場に出て経験を積む「臨床心理実習」というものが必ず行われています。

この実習は、大学院修士課程の2年間のうち主に2年次に行われることが多く、各大学院と連携した学部施設(病院や学校)における実習のほか、学内にある心理臨床センターなどでの実習を開講する大学院もあります。

基本的に、実習先は大学院がすべて用意するため、自分で探す必要はありません。学生は数ヵ月間以上という長い時間をかけて、心理臨床に携わりながら専門知識を深めていくことになります。

臨床心理実習で学ぶこと

実習の大きな目的は、大学院で学んだ知識を確認しながら、仕事に対する理解をさらに深めていくこととされています。

また、実習でさまざまな現場を経験することで、将来自分がどのような領域で仕事をしていきたいのか、選択もしやすくもなるでしょう。

実習内容は実習先ごとに少しずつ異なっていますがが、たとえば病院を中心とする医療現場であれば、臨床心理士が医師や看護師といった他職種とどのように連携し、役割を果たすかを学びます。

一方、教育現場における実習では、実際に小学校や中学校などを訪れ、生徒の学習支援活動を行うことが主となります。

このほか、福祉領域や司法領域など、臨床心理士が活躍するさまざまな領域において豊富な実習機会を設けている大学院もあります。

臨床心理実習は、心理検査やカウンセリング、ケースカンファレンス、地域援助活動など、将来的に臨床心理士として仕事をしていくうえで基本となることを、現場で体感しながら学んでいく貴重な機会です。

大学院ごとに実習内容に違いがあるため、進路を考える際はこの点もよく比較して選ぶとよいでしょう。