臨床心理士は激務?

待遇に不満を持つ人も多い

ストレスが蔓延する現代社会。子どもから高齢者まで、多様な心の問題に悩む人が増えています。

臨床心理士に期待される役割も大きくなっているといえますが、その仕事がどれだけ大変かということに関しては、一概にいえるものではありません。

臨床心理士は、資格取得のために大学院の修了が必要であったり、専門的な勉強をして知識を身に付けることが必要な一方、まだ国家資格化はされていません。

そのため、中には待遇に恵まれない職場もあり、「仕事と給料が見合っていない」「他の医療系の専門職よりもハードワークだ」と感じる人もいるようです。

臨床心理士は医療や福祉、教育、司法など多様な領域で活躍していますが、たとえば夜勤が頻繁にあったり、月に何十時間もの残業があったりというケースは、さほど多くないようです。

ですから、単純に働く時間の長さよりも、その待遇面に満足できずに「激務」と感じている人が比較的多いようであるといえそうです。

「仕事があるだけ幸せ」とも

しかし、臨床心理士としてキャリアアップを目指している人からは、「忙しい」といえるだけの仕事があるだけ幸せだという声も聞かれます。

実際、臨床心理士の求人募集を出している職場はあまり多くありません。

せっかく臨床心理士の資格を取っても仕事が見つからず、週に1〜2日のみスクールカウンセラー業務を行っていたり、相談員のボランティア程度でしか知識を生かせていないという人もいるようです。

安定して働ける常勤の仕事を探すとなると、競争はさらに厳しいものとなります。

仕事が少なければ、当然、給料にも影響が出てきます。切り詰めた生活をしながら、何とか次につながる仕事を見つけていかなくてはなりません。

臨床心理士にとって「忙しい」ということは、たくさん仕事があるということであり、そうなることを夢見てがんばっている人も少なくないようです。