臨床心理士の指定大学院での生活

臨床心理士の指定大学院とは

臨床心理士の資格を取得するためには、いくつかの条件があります。

そのうち、代表的な方法の一つといえるのが「指定大学院」という学校に入学し、臨床心理士養成に関する大学院修士課程(博士前期課程)を修了することです。

指定大学院には1種指定校と2種指定校があり、いずれも国公立と私立の指定大学院が全国に存在しています。

臨床心理士の指定大学院とは

指定大学院での生活は忙しい?

臨床心理士養成に関する大学院修士課程は「2年間」となります。

この間に取得が必要な単位数は約30単位ですが、2年目は外部の機関での臨床心理実習に参加したり、修士論文を書かなくてはならないため、実質1年目でほとんどの単位を取得することが必要になってきます。

特徴的なのは、学部の講義では大勢の学生が一度に講義を受けるものが多いのに対し、大学院の場合は少人数の演習形式が中心で、密度が非常に濃いということです。

何となく教授の話を聞いてノートをとっていれば良いというものではなく、主体的に講義に参加し、必要に応じて発表やディスカッションも多くこなさなくてはなりません。

そうなると当然、講義に出席するまでの予習や復習、そしてレジュメ作成などが必要になってきます。

また、大学院で学ぶことは専門性が高いですから、日頃から多くの文献や論文を読んで勉強しなくてはなりません。

期末試験もほとんどがレポート提出となるため、準備に時間がかかります。

修士論文は大変!

大学院での集大成といえるのが、修士論文です。

研究室に所属して、教授の指導を受けながら論文を仕上げていくことになりますが、研究室は大学院によって1年目に所属することもあれば、2年目からということもあるようです。

何度も手直しが入ったり、なかなか手が動かなかったりすると、いつの間にか頭の中は論文のことでいっぱいになります。締切間近になれば、何日も徹夜をして仕上げる人もいます。

アルバイトやプライベートは?

先に挙げた通り、大学院在籍中は講義だけでも忙しい日々となりますが、学費等を稼ぐために勉強の合間をぬってアルバイトをする人もいます。

臨床心理士の場合、勉強のための専門書や教科書代に比較的多くの費用がかかります。専門性が問われる仕事であるため、自分で積極的に学び、知識をどんどん深めていく努力が欠かせないのです。

大学院で行われる実習だけでなく、大学外の機関へ実習へ行ったり、研修会やワークショップ、勉強会に参加する人も少なくありません。

こうした場に参加して勉強しようとすればするほど、どうしても参加費や交通費などがかかってきます。

そのため、夏休み中だけの限定で短期アルバイトをしたり、試験監督など単発のアルバイトをして入る人が多いようです。

もちろん、講義がない時間には思いきり遊ぶこともできますが、大学院の2年間はあっという間に過ぎていきます。

この時間をどう有意義に使うかということは常に頭に置いておくべきでしょう。