臨床心理士が勉強すること

臨床心理士になるための勉強

臨床心理士になるためには、指定大学院もしくは専門職大学院といわれる大学院を修了する必要があります。

大学院の入学試験では、まず専門科目というものが実施されます。

専門科目は範囲が広く、大学院によっても出題傾向や範囲は異なりますが、心理学の専門用語の意味や、心理学の基礎的な考え方を問うものが中心となっているようです。

また、ほとんどの大学院の試験では専門科目以外に英語の試験が実施され、その内容は専門的な内容の英文の和訳や要約が中心となっています。

基本的な単語や文法を理解しておくほか、幅広いジャンルの英文を読めるようにしておく必要があります。

英語については、臨床心理士になってからも英文の文献や専門書を読むことがあるため、できるだけ実力をつけておくに越したことはありません。

臨床心理士認定試験について

臨床心理士の試験は、「一次試験(多肢選択方式試験および論文記述試験)」と「二次試験(口述面接試験)」で成り立っています。

一次試験の筆記は、100題のマークシートによる「多肢選択方式試験」と、定められた字数の範囲内で論述する「論文記述試験」の2種類があります。

「多肢選択方式試験」では、心理学の基礎的設問に加え、臨床心理士の基本業務である「臨床心理査定」「臨床心理面接」「臨床心理的地域援助」「それらの研究調査」に関する基礎的・基本的な専門知識が問われます。

さらに、臨床心理士に関する倫理・法律などの基礎知識、基本的な姿勢や態度といった問題も出題されます。

こうした内容は、大学院に入るまでにしっかりと受験対策などの勉強をしておくことが望まれます。

それに加えて、資格試験対策の参考書や問題集を利用して勉強をしていけば、さほど難しいものではないといわれています。

継続的な勉強は不可欠

臨床心理の世界では、いざ仕事を始めてからも勉強を続けることが欠かせません。

新しい研究論文は次々と出てきますし、たくさんの専門用語や技法の理解、そしてそれを実際のカウンセリングに生かすためにはどうすればいいのかといったことは、一朝一夕で身につくものではありません。

日常的にさまざまな専門書を読んだり、研修会や学会に出て情報を得たり、先輩からスーパービジョンといわれる指導を受けて、専門家としての資質の向上を目指す必要があります。