臨床工学技士の資格

臨床工学技士は国家資格

「臨床工学技士」とは、臨床工学技士国家試験に合格することで得られる国家資格です。

臨床工学技士とは、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であって政令で定めるものを含む)および保守点検行うことを業とする者です。

これをわかりやすくいうと、人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、又は補助することが目的とされている「生命維持管理装置」を正しく操作したり、安全に利用できるように点検や修理を行います。

これは、臨床工学技士法によって定められています。

臨床工学技士の国家資格は一度取得すれば有効期限なく、ずっと資格を生かして働くことができます。

業務について

臨床工学技士は、医師の具体的な指示を受け、診療の補助として、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行います。

その業務を行うに当たっては、医師その他の医療関係者との緊密な連携を図り、適正な医療の確保に努めなければなりません。

また、臨床工学技士が独断で機器を操作できるわけではなく、医師の具体的な指示を受けなければ、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行ってはならないと定められています。

つまり、臨床工学技士は国家資格を持っていても、あくまでも現場では医師から指示を受けて行動することになります。

専門認定資格

臨床工学技士の資格取得後に、高度な技術を持つ技士は、専門認定資格として取得できる項目があります。

具体的には

・透析技術認定士
・体外循環技術認定士
・3学会合同呼吸療法認定士
・臨床高気圧治療技師
・臨床ME専門認定士資格

というものがあります。

関連資格として「第一種ME技術」「第二種ME技術」もありますが、こちらは専門認定士ほどの評価は受けていません。第二種ME技術試験については、臨床工学技士国家試験の腕試し的に受験させる養成校や大学が増えています。

臨床工学技士はまだまだ発展途上であり、「アフェレーシス学会認定資格」や「呼吸療法専門認定士」など、新たな専門認定資格が生まれています。

ただし、あくまでも国家資格については臨床工学技士のみです。