臨床検査技師が勉強しなければいけないこと(体験談)

執筆者:なおっこ 48歳 女性 経験年数27年

国家試験に合格してから

臨床検査技師の国家試験に合格すれば、いよいよ病院や検査センターなどで働き始めることができますが、そこからも日々の勉強が大切です。

科目数が多岐にわたる国家試験をパスするには広く浅い知識が必要でしたが、現場に入ると、受け持つ業務内容によっては学校では学習しなかったことを任されることがあります。

また、現場によって仕事の流れや進め方なども異なります。国家試験がゴールではなく、先輩に指導を受けながら、新しい気持ちで学んでいく気持ちが欠かせません。

自ら学ぶ姿勢を持つことが大切

現場では、医療の進歩に伴う新しい検査法や、開発されている最新の分析装置についてなどについて学ぶ機会が多くなります。

ここで大切なのは、「自ら学ぶ姿勢」を持つことです。

最初はどう勉強すればよいのか戸惑うかもしれません。そこで、各都道府県にある「検査技師会」という団体が主催する、さまざまな勉強会に参加することをオススメします。

ここでは、初心者向けの基礎的な講演会や、数日にわたって実習をしながら教わるセミナーなども開催されており、わかりやすく実践的で役に立つものが多いです。

また、「学術学会」という日頃の研究成果や取り組みを発表する大きな集まりに参加し、聴講したり発表する機会も自分自身を成長させてくれます。

専門職として、常にスキルアップしていくことが大切です。

医療に関する知識を身につけておく

最近は、テレビや雑誌でも健康や病気についての番組や記事が増えています。

インターネットを使えば専門的な情報を簡単に調べることもできるため、一般の人でも医療についての知識を十分持っていることは決して珍しくありません。

あやふやな答えはいけませんが、医療に関わるプロとして、一般の人から何か聞かれた時に「知りません」という返事もできないため、メディアでとりあげられている医療に関する事柄は、一通り知っておくと自分の勉強にもなるでしょう。

コミュニケーションを大切に

今では、病院内でも電子カルテやメールが使われることが多くなりましたが、情報を速やかに伝えるには、できるだけ「電話」で直接相手に伝えることが望ましいでしょう。

若い人のなかには、電話をかけるのも受けるのも苦手な人がいるようです。だからこそ、仕事をする前に他人と直接話をすること、常日頃からコミュニケーション能力を高めることを大事に考えておいたほうがよいでしょう。

職場では、仕事の知識やスキル以前の問題として、「人間関係」が大きな課題になってしまうこともよく見られます。

せっかく臨床検査技師になったのに、コミュニケーションが下手で仕事がうまくできないのはとてももったいないことです。同年代の人だけでなく、できれば幅広い年代の人と話をする機会を持つとよいでしょう。