理学療法士の仕事詳細-運動療法とは

運動療法とは

理学療法士が患者さんに行う治療方法の1つで、運動機能を回復させるためのリハビリテーションで用いられます。整形外科やリハビリテーション専門の病院などで行われています。

マットや平行棒などを使うので、運動療法を行うリハビリ室が体育館のように感じる人がいるかもしれません。

骨折や脊髄の損傷など怪我をした後のリハビリで行われたり、スポーツ選手が怪我をした場合に行われるスポーツリハビリの分野でも取り入れられています。

一方、脳卒中の後遺症などで手足に麻痺がある患者さんなどに対しても行われます。高齢化にしたがって脳卒中の患者さんが増えており、神経系に働きかける運動療法は進歩していくといわれています。

運動療法は、主に関節の動きを改善したり、筋肉を動かすことで筋力をつけて、それぞれの動作をスムーズにできることを目的とします。

具体的な方法

医師の指導のもとで、患者さんの筋力や運動機能を検査し、リハビリの計画をたてます。

たとえば骨折をした患者さんの場合、修復後にその部分の動作を回復させる訓練をします。関節が動ける範囲を少しずつ広げていく訓練や、長い間使われなかった筋肉を動かして強くしていく訓練を行います。

歩行訓練は筋力やバランスをつける訓練と平行しながら、手すりを使って椅子から立ち上がる、平行棒の内側でバランスをとる、平行棒を使って歩行の訓練をする、など段階的に行います。

また、脳卒中など神経の損傷が原因で麻痺が残った患者さんの場合には、麻痺に関係する神経を適切に刺激すれば改善が見込まれることがわかってきています。

麻痺の改善に運動療法は期待されています。運動療法はこれから発展してゆく分野の1つといえるでしょう。

仕事体験談