理学療法士になるには

理学療法士の国家資格が必要

理学療法士になるためには、理学療法士国家試験に合格して、国家資格を取得しなければなりません。

この試験の受験資格を得るためには、理学療法士の養成課程がある大学あるいは短大、専門学校で3年以上学び、所定の課程を修了する必要があります。

これらの学校に進学するだけでなく、在学中にきちんと学び、学校の基準を満たす成績をしっかりと取っていくことが必要です。

理学療法士になるための学校では必修の単位も多くあるため、それらを落としてしまうと、次の年にその単位を取得しなくてはならなくなります。。

必修の単位が卒業までに取れていなければ、当然、国家試験の受験資格をもらうことができなくなります。

もし受験資格が得られても、点数を取れないと判断されてしまった人は、学校の方針によって試験を受けさせてもらえないこともあります。

国家試験を受けられるようになるまでの道のりは簡単ではありません。

理学療法士国家試験の難易度・合格率

作業療法士の資格を取得する人も多い

理学療法士として働く人のなかには、同じくリハビリテーションに関わる国家資格である「作業療法士」の資格を取得している人もいます。

すでにどちらかの資格を持っている場合、一方の資格を取得しようとする際に学校での単位の免除が受けられることも多く、資格を生かして勉強をすることが可能となります。

理学療法士と作業療法士の両方の資格を持っていると、人の身体機能や心の動きに関する専門性をより深めることができるでしょう。

もちろん、単位免除があるとしても学校に通う場合はそれなりの時間がかかってしまいますが、それだけの価値は十分にあるといえます。

しかしながら、2つの資格を同時に取得することはできません。一方の学校を卒業し、国家資格を得て、働きながら夜間の学校などでもう一方の資格を習得する流れが一般的となるでしょう。

作業療法士の仕事

理学療法士の適性

体力

理学療法士は体の運動機能の回復を援助する仕事であるため、物理的に患者を支えなければいけません。

力作業になる場面も出てくることから、体力が求められます。女性の理学療法士多く活躍していますが、肉体労働であることの覚悟は必要です。

しかし、決してスポーツ万能な体育会系である必要はありません。

根気

リハビリテーションは非常に長い時間がかかると同時に、効果がなかなか表われないこともあります。忍耐力や根気が必要な仕事です。

前向きさ

リハビリテーションは、患者にとって精神的にもつらい状態が続きます。

そうした状況で、患者を明るく励まし、前向きな気持にしてあげるのも大事なことです。

人と接するのが好きで、献身的であり、ポジティブな性格であることが望ましいでしょう。

理学療法士の今後の見通し

高齢化社会がますます進む今、理学療法士は医療機関や福祉施設など、多くの場所で必要とされています。

一方、理学療法士を目指す人は近年急速に増えてきており、以前と比較すると求人の状況は若干低下している状態にあります。

しかしながら、ある程度の安定した需要があり、今後も理学療法士の必要性は高まっていくと考えられています。デイサービスセンターや診療所での、より地域に密着した活動が期待されています。

理学療法士養成校定員数

理学療法士養成校の定員数は、急速に増加していましたが、平成21年から伸びが止まり、それ以降は横ばいで推移しています。平成26年の定員数は13,390名、平成27年は13,435名となっています。
理学療法士養成校入学定員数_26

理学療法士協会会員数

理学療法士の人数(理学療法士協会会員数)は年々増加しています。平成27年3月時点での理学療法士の人数は95,721名となっています。
理学療法士会員数_26

理学療法士男女比

平成25年6月時点での理学療法士の男女比は、男性57.5%、女性42.5%と、やや男性が多い比率になっています。
理学療法士人数男女比_26

理学療法士 年齢別人数

平成27年3月時点での理学療法士の年齢別人数では、26歳〜30歳が最も多くなっています。近年、理学療法士の人気が急速に高まったことから、20代、30代が多くを占めている状況となっています。
年齢区分別の理学療法士の人数_26

仕事体験談