理学療法士として一人前になるまでの期間

すぐに一人前にはなれない

よく、世間では「ある一定のことを10年間続けているとようやく一人前になる」といわれます。これは理学療法士にもいえることでしょう。

10年間同じことをしていればそれだけ知識や技術を得ることができますし、とくに理学療法士のような専門性の高い職業の場合は、一朝一夕で一人前になるのは難しいのが事実です。

しかし、現代では価値観が多様化し、いろいろな現場を知り、多角的な知識を持っていたほうが、さまざまな局面で力を発揮することができるようになっているのも事実です。

これも理学療法士に当てはまることです。

そのため、理学療法士でも社会人を経験している人が転職によってわりとすぐに頭角を示すことも多くあります。

何を持って一人前になるのかというのは、ひとことで表すのは少々難しいものがあります。

いずれにせよ、国家資格を得るまでに養成学校で3年以上学ぶ必要があることからも、短期間で一人前になりたいという人には難しい仕事だということは確かです。

さまざまな知識を身に付ける

医療業界は、どの職種であっても専門的な知識が求められます。

それは、その仕事ならではの強みになりますが、一方では「視野が狭くなりやすい」という弱点があります。

たとえ医療知識に長けていても、他の知識においては一般的か、それ以下になってしまうこともよくあるといわれます。

他の医療関係者や患者さんとの密なコミュニケーションが求められる理学療法士の仕事。

総合的に見て、世間では何が起こっているかや、医療以外の話題など、幅広い知識を持っている人が一人前といえるかもしれません。

こうしたことから、理学療法士として本当に一人前になるには一生かかるという人もいます。

多くの現場や、経験をしていることの強み

かつては医療業界一本で、理学療法士だけを仕事としていくことが良いものとされてきましたが、先に挙げたような理由から、必ずしもそうでない場合もあるという考えも出てくるようになりました。

これは非常に大きな価値観の変化といえます。

理学療法士だけでなく、同じリハビリ業種である作業療法士や言語聴覚士でも、同じようなことがいわれることが多くなってきています。

理学療法士は、主体的に、多くの現場を経験し、多様な患者さんたちと接することで成長し続けることができます。

ただ単純にリハビリの知識や技術を高めるだけでなく、人として成長していこうと努力することが何よりも大切といえるかもしれません。

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