理学療法士が必要な理由

「理学療法」の施術は理学療法士以外も行う

「理学療法」とは、「身体に障害のある者に対して、治療体操その他の運動を行わせ、電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えること」とされています。

つまり、医者や看護師、作業療法士、柔道整復師など、理学療法士でなくても理学療法の施術は可能です。

極端な話として、施術だけなら、医療従事者から指導を受ければ素人でも可能なのです。

ねんざした足を冷やしたり、痛めた腰をマッサージしたりすることも立派な理学療法です。では、なぜわざわざ「理学療法士」という職種が必要なのでしょうか?

理学療法士の必要性

「理学療法士」と呼ばれる人たちは、ただ理学療法を行うだけではありません。

人の体の構造に関して、骨、筋肉はもちろん、神経レベルにまでおよぶ膨大な知識をもとに、目の前の患者さんの障害を把握します。

それが完璧に行われるからこそ、大量にある治療方法から一番最適な治療方法の選択を行い、効果のある治療を遂行できるのです。

治療の後、しっかり効果が出ているかどうかのチェックも行います。

また、必要に応じて、作業療法士や言語聴覚士など他のリハビリセラピストと連携を取りながら、さらに効果のある治療方法の検討をしていきます。

理学療法のスペシャリスト

理学療法は医師からの指示で行われます。

医師から出されるリハビリテーションの指示は「運動療法」とか「温熱療法」など抽象的であることがほとんどです。

その一つの指示をもとに、いかに効率高く効果のある治療方法を選択するか、これが理学療法士の腕の見せ所でしょう。

経験や知識も必要ですが、人としてのセンスが求められることもあります。その人にしか考えつかなかった治療方法で、患者さんがよくなることもあることでしょう。だからこそやりがいがあるのです。

理学療法士は、

・人の体の構造を知り尽くしていて、理学療法のについての知識に長けている。
・その多くの知識を組み合わせて、目の前の患者さんに最も適している治療方法を選択して、効果のある治療を提供する。

といった、理学療法のスペシャリストなのです。

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