理学療法士の独立・開業

基本的に理学療法士は開業できない

理学療法士は、基本的に開業することができません。

それは、理学療法士には開業権がなく、医師の指示の下で施術をすることが義務付けられているからです。

これは、同じくリハビリテーションに関わる「作業療法士」や「言語聴覚士」も同様です。

もし、理学療法士の国家資格を持ったうえで開業もしたいという場合には、理学療法士ではない形で開業を考える必要があります。

よくあるのは、「柔道整復師」などの資格を利用して、整体院を開業することです。この形であれば、何ら問題はありません。

柔道整復師の仕事

事業を運営することはできる

理学療法士は「開業」はできませんが、事業として「起業」をすることはできます。

その方法としては、訪問看護ステーションやデイサービスを立ち上げるというものです。

訪問看護ステーションでは看護師が管理者として必須であり、デイサービスでも定員が10名以上になるときは看護師が必要ですが、この条件を満たせば理学療法士が事業を行うことができます。

また、健康保険の適用外となりますが、たとえ資格がなくてもマッサージ院や治療院、あるいはリフレッシュエステなどを自費営業で運営していくことはできます。

しかし、起業というのは決して簡単なことではなく、事業に関わるすべてを自分でプランニングし、動かしていく必要があります。

理学療法士としての専門知識や技術があることはもちろん、開業後の店舗や人材の管理・運営方法など、理学療法士の仕事とは関係ないところの勉強をしていく気持ちも欠かせません。

もし、理学療法士として純粋に働いていきたいと思うときには、法に引っかからないように工夫して開業するというよりも、今ある職場の中で自分なりの新しい理学療法について研究をしていったほうがよいかもしれません。

そのなかで、本当に自分の知識や技術に自信がつき、オリジナルの形で独立したいという場合には、先に挙げたような方法を検討してみるのもよいでしょう。

仕事体験談