地域を支える理学療法士

みなさんは「地域リハビリテーション」という言葉を知っていますか?理学療法士に興味がある方であれば、聞いたことがあるかもしれません。

これは、障害を持った方が住み慣れた地域で、その地域の人々と共にその人らしい生活が送れるように、リハビリテーション組織が協力し合って支えて行く活動のことを指します。

その中で、理学療法士はどのような活動をしているのかご紹介していきたいと思います。

まずは住み慣れた場所に戻すことを考える

まずは、入院している患者さんを住み慣れた場所(家になることが多い)に帰すことを考えます。

帰るにあたり、どのような問題点が起こるか、医師、看護師、理学療法士などのセラピスト、ケアマネージャーなどによるカンファレンスを行います。

必要に応じて、地域の介護施設で働いているスタッフや訪問リハビリのスタッフ(理学療法士、作業療法士など)に同席していただくこともあります。

この際に、問題提起やその解決方法の提案などを積極的に行うのが理学療法士になります。ここから既に地域リハビリテーションは始まっています。

問題を解決するために必要なこと

さまざまな問題に対して、各種サービスや施設、道具の検討を積極的に行うのも理学療法士の役目になります。

実際に検討された内容が患者さんや家族、またそれを取り巻く地域にとってふさわしいことなのかを考えて行きます。

実際に退院したあとが重要

退院後、実際に地域リハビリテーションに理学療法士が携わる仕事としては、「訪問リハビリ」「通所リハビリ」「外来リハビリ」などがあります。

入院中の様子が書かれている情報提供書を基にリハビリを実施していきます。

しかし、退院後は想像もしていなかった問題点が浮上してくることも多々あります。

その際には、地域で活躍する理学療法士が、入院中担当していた理学療法士と情報を共有しながら解決策を探して行くことも多々あります。

入院中にできたことの情報より、退院後にできたことやできなかったことの把握の方が大事なのです。

地域リハに従事する理学療法士は、患者さんの生活にとても近いところでお仕事ができるので、やりがいのある職場の一つとなっています。

仕事体験談