レクリエーションインストラクターになるには

必要な資格を取得

公益財団法人日本レクリエーション協会が認定するレクリエーションインストラクターの資格を取得しましょう。

この資格を取るためには都道府県・市区町村レクリエーション協会が開催する養成講習会を受講し、試験に合格することが必要です。

開催時期や日程、費用、講習や試験の内容等は自治体によってまちまちですので、ホームページ等で確認し、受講申し込みを行って下さい。

公益財団法人日本レクリエーション協会

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関連資格の取得も視野に入れよう

レクリエーションインストラクターという職業が単独で成り立っている業界はまだまだ少ないのが現状です。

一方で介護、教育、医療など幅広い分野で求められている知識や技術であることは言うまでもありません。

求人を見てみると「レクリエーションインストラクター資格保有者優遇」と明記されたものを多数見つけることができるでしょう。

教員や介護士がスキルアップのために取得することが多いのはこれが理由です。

レクリエーションインストラクター試験の難易度、合格率

都道府県によって内容はまちまち

レクリエーションインストラクターの資格審査は都道府県レクリエーション協会で行われます。

審査は筆記、実技、活動レポートなどによって構成されていますが、自治体によって若干内容が異なるため、注意しましょう。

開催日程もそれぞれであるため、受験を考えている自治体のレクリエーション協会に詳細を確認することが必要になります。

例えば東京都の場合、平成30年度の審査内容は『レクリエーションとおもてなし』をテーマにしたレポートの提出でした。

テーマに則って、これまで学習してきた理論と実技科目の内容や現場実習での体験が、実際の活動を進めていく際に役立つ点や、どのように実践できるかを800字以上1000字以内にまとめ、提出します。

福島県の場合ではレポートの分量が2000字となっており、自治体によって差があることが分かります。

合格率はかなり高い

レクリエーションインストラクターの資格審査を受験するためには都道府県レクリエーション協会が開催する養成講習会に出席しなければなりません。

養成講習会ではインストラクターとして現場で活躍するために必要な理論と実技の講座を60時間ほど受講します。

これは18歳以上であれば誰でも受講できるものです。

また、教員免許を始めとする指定資格の所持や課程認定された專門学校や短大、大学などの指定単位の取得があればいくつか講座を免除されたり、すぐに審査を受けられたりします。

富山県の場合では養成講座に全日程出席すれば資格を取得できる旨が明記されており、青森県の場合だと講習会の日程内に審査会が組み込まれています。

レクリエーションインストラクター資格の合格率は公表されていませんが、前述の内容からも分かるように各自治体が実施する養成講習会を受講すれば、取得できる可能性はかなり高いものであると考えていいでしょう。

審査の内容は自治体によって差があるため、難易度にはばらつきがあるともいえますが、養成講習会に参加することで、それに見合う実力をつけられるといえます。

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独学でレクリエーションインストラクターに合格できる?

講習会と試験でワンセット

レクリエーションインストラクターの資格審査は各都道府県レクリエーション協会が開催する養成講習会の受講を経て初めて受験することが可能になります。

したがって、書籍等でレクリエーションインストラクターの理論を独学で学んでも資格審査の受験資格を得ることができません。

まずは各都道府県レクリエーション協会に問い合わせて養成講習会を受講することから始めましょう。

養成講習会は18歳以上であれば誰でも受講できます。

受講料は都道府県によってまちまちですが30000円前後が一般的です。

中には宿泊を伴う講習会もあり、その場合は50000円ほどになることもあります。

日程も都道府県によりますが平日の夜間や週末など仕事を持っている人でも通いやすいように設定されている場合がほとんどです。

養成講習会では現場で活躍するために必要な理論や実技を60時間ほど学習します。

その後、3時間ほどの現場実習を3回以上行い、資格審査の受験に至ります。

審査で周囲と差をつけるために

講習会に参加することでレクリエーションインストラクターとして必要な知識と技術を修得した後に審査に臨む、というシステムになっているため、理屈の上では全ての受講者が審査に合格できるといえます。

実際に合格率がかなり高いのもこの資格の特徴です。

ただし、同じカリキュラムでもどのような姿勢で臨むかによって知識を修得する速さや理解度の深さに差は出るもの。

それは多くの都道府県で審査時に提出が義務付けられているレポートの出来を見ればはっきりと表れます。

独学での資格取得はシステムの都合上できませんが個人の努力を発揮できる場は十分にあります。

現場に出てからより高い水準で活躍するためにも良いモチベーションで講習会に参加することを心掛けるべきでしょう。

ボランティア活動でスキルアップ

各自治体のボランティアセンターに問い合わせると無資格であってもレクリエーションの場で経験を積む機会を得られることがあります。

こういった自主的な経験もレポート審査の際に生かせるでしょう。積極的に行うことをおすすめします。

他資格メインの場合は独学必須

養成講習会を受講しなくても課程認定された專門学校や短大、大学などで指定された授業を受け必要な単位を取得することで資格審査を受けられることがあります。

ただし、認定校ではレクリエーションだけを専門に学ぶのではなく、福祉や保育、教育、スポーツといった分野を学ぶことが中心になります。

そういった意味ではレクリエーションインストラクターとしての実力向上には独学が必要になってくるでしょう。

専門の会社に就職

レクリエーションの企画・運営会社に就職できれば、インストラクターを主要業務として務めることができます。

しかし、前述のようにこれは狭き門であると言わざるを得ません。

何より、まず求人をみつけるのが困難であることに就職活動の過程で気づくでしょう。

あらゆる現場に専門職として勤務

病院や学校などで専任のインストラクターとして働くことも可能ですが、これもレアケースです。

ほとんどの現場で職員がインストラクターを兼任しています。

副業として臨時で働く

資格取得後、レクリエーション協会に公認指導者として認定され、登録を行うと、各種イベントなどでインストラクターとして活動する機会が広がるので申請は忘れずに行いましょう。

公認料は5142円、登録料は11315円かかり、登録は2年更新となります。

他の職業を持ちながら、需要のある時に専門資格を生かすというスタイルをとっている人が多いのもこの職業の大きな特徴です。