レコーディングエンジニアへの転職

異業種からの転職

専門性の高い技術職であるレコーディングエンジニアは、まったく知識のない異業種からの転職が非常に難しい職種です。

DAW用ソフトウェア「Pro Tools」のオペレーションや各種音響機材の取り扱いなど、勉強しなくてはならないことが大量にあるため、新卒者と同様にアシスタントからスタートすることになるでしょう。

最初は先輩エンジニアの手足となって雑用をこなすことが業務の大半となるため、用事の頼みやすさを考慮すると、20代前半までの若い世代でなければアシスタントとして採用されることも厳しい現状です。

関連する職種からの転職

前職がアーティスト、ミュージシャン、アレンジャーなど、レコーディングエンジニアの仕事内容を熟知し、自宅に音響機材を持って実際にミキシングを行った経験があるような人は、比較的スムーズに転職が可能です。

ただし、アシスタントではなくレコーディングエンジニアとして採用されるためには、その経験やレコーディングエンジニアとして通用するスキルを持っていることを知っている人の紹介が必要です。

こうした人脈がなければ、短い期間だとしてもアシスタントからのスタートは避けられないでしょう。

同業種からの転職

実際の能力が未知数である転職者を求めるより、アシスタントから育てた方が自社に合った人材に成長できるという考えがあるため、レコーディングエンジニアの中途採用の求人数は非常に少ないのが現実です。

転職は考えず、1つの会社でアシスタントからキャリアアップし、そのまま働き続けるのがもっとも無難な道だといえるでしょう。

しかし、大手レコード会社では、毎年ではなく、欠員が出た時に募集をかける傾向にあるため、タイミングが合えば、新卒では到底採用されないような大企業への転職が叶うこともあります。

フリーランスへの転身

会社員として働いていたレコーディングエンジニアが腕を認められ、有名アーティストのお抱えとなって活躍するのはよくあることです。

こうしたエンジニアの中には、一定の収入が見込めると独立し、フリーランスへ転向する人もいます。