レコーディングエンジニアの勤務先、働き方

勤務先と雇用形態

レコーディングエンジニアが就職する会社は、主にレコーディングスタジオやレコード制作会社、エンジニアをマネジメントするプロダクションです。

レコーディングスタジオやエンジニアのプロダクションに所属する人には、プロのアーティストだけでなくアマチュアバンドからも仕事の依頼が入るため、より幅広い楽器や音楽ジャンルに精通している必要があります。

一方、レコード会社やレコード制作会社に所属する人には、アーティストやプロデューサーなどから指名で仕事が依頼されることが多いため、よりアーティストの個性や趣向に密接した音作りが求められるでしょう。

どの職場においても、新卒でレコーディングエンジニアとして採用されることは難しく、まずはアシスタントエンジニアや見習いとして採用され、現場で経験を積むことになります。

雇用形態は最初から正社員という会社も存在しますが、社員という形にはせず、アシスタントのうちは時給制、レコーディングエンジニアに昇格すると完全出来高制になる会社も多くあります。

こうした雇用形態を採用しているのは、人により仕事の量や質が大きく異なることが一番の要因だと推測され、スタジオにしても制作会社にしても、所属するエンジニアを個人事業主のように扱っているようです。

アシスタントとエンジニアの働き方の違い

アシスタント

実際に録音にかかわることはまだできず、準備や後片付け、その他の雑用がメインの仕事となります。

先輩エンジニアより前にスタジオに入って機材の準備やセッティングを行い、レコーディング中はエンジニアの指示に従ってさまざまな雑用をこなします。

エンジニアが帰宅した後にも残って片付け作業を行い、やっと1日の業務が終わるという、体力勝負の過酷な勤務体制です。

レコーディングエンジニア

アーティストに合わせた時間にレコーディングのスケジュールを組むため、24時間、どのタイミングでもベストコンディションで仕事に臨まなければなりません。

1日中、レコーディングルームに詰めて作業に追われる日もあれば、レコーディングのない日はゆっくり休むこともできるという、メリハリのある働き方が特長です。