レーサーの資格・レーサーライセンスの種類

「国内ライセンス」と「国際ラインセンス」

レーサーとして活動するには、「レーサーライセンス」を取得する必要があります。

レーサーライセンスは初心者用の「国内Bライセンス」からF1レースに出場できる「スーパーライセンス」まで6段階に分かれています。

国内でレースに出場したければ、まずはJAF(日本自動車連盟)の発行する「国内Bライセンス」を取得し、その後、上位のライセンスを順番に取得します。

レーサーライセンスの種類は以下の6つです。

・国内Bライセンス
・国内Aライセンス
・国際Cライセンス
・国際Bライセンス
・国際Aライセンス
・スーパーライセンス

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国内Bラインセスは講習だけで取得できる

最初に取得するライセンスである国内Bライセンスは、自動車運転免許証を持っていれば誰でも取得できます。

取得方法はJAFの会員になって講習を受けるだけで、試験もなければ年齢制限などの条件もありません。

ただし、国内Bライセンスでは出場できるレースが限られています。

国内Bライセンスで出場できるのは、以下のレースのみです。

・三角コーンを立てたコースを1台ずつ走ってタイムを競う「ジムカーナ」
・指示された速度を守って公道を1台ずつ走る「ラリー」
・未舗装の路面に設定されたコースを1台ずつ走ってタイムを競う「ダートトライアル」

国内Aライセンス取得でサーキットレースに参加可能

国内Bライセンスで出場できる競技会に1回以上出場して完走することで、国内Aライセンスに挑戦する資格が得られます。

国内Aライセンスの取得には国内Bライセンスからの昇格試験があり、合格すれば全国各地のサーキットで開催されるレースに参加できます。

レースとは2台以上の車が同一コースを同一時間にスタートし、その速さや走行距離を競うものです。

国内Aライセンスを取得することで、初めてサーキットでの本格的なレースに出場する資格が得られます。

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国内Aライセンスだけでは、プロレーサーになれない

ただし、国内Aライセンスを取得しただけでは、プロレーサーとして生計を立てていくのは難しいです。

実際、国内Aライセンスの取得者は多くいますが、そのほとんどは趣味としてレースを楽しんでいるアマチュアレーサーたちです。

プロレーサーとなるにはレーシングチームとドライバー契約を結び、世界を舞台にしたレースに参加しなければいけません。

そのためにはFIA(国際自動車連盟)の発行する「国際ライセンス」を取得する必要があります。

国際ライセンスはA〜Cまで

プロレーサーとして生きていくには、「国際ライセンス」を取得して世界を舞台にしたレースに参加しなければなりません。

国際ライセンスにはA〜Cまでの種類があり、そのランクに応じて参加可能なレースが決まっています。

「フォーミュラ・ニッポン」や「ル・マン24時間耐久レース」、「SUPER GT」などに参加するには、国際Bライセンスを取得しておく必要があります。

GP2(以前のFIA国際F3000選手権)やインディカーシリーズなどに出場するには、国際Aライセンスが必要です。

「スーパーライセンス」はF1に出場するために必要なライセンスで、世界で50名ほどしか取得者のいない特別なライセンスです。

公営のオートレースは特殊

公営のオートレーサーを目指す場合は、養成所に入ることが必要です。

入所試験は2年に1度行われ、満16歳以上であれば年齢の上限はなく何歳でも受験可能です。

原則的な受験資格としては、原付以上の運転免許証を取得していること、体重60キロ以下、裸眼視力が左右とも0.6以上といったものがあります。

ピーク時に比べて受験者数が減っているため倍率は以前より下がっていますが、それでも募集人員20名に対して300名以上の応募がある難関です。

入所試験に合格すると、筑波サーキットに併設されている選手養成所に入って9ヵ月間の基礎訓練を受けます。

卒業後、選手資格検定を受けて合格すれば、公営オートレースを統括するJKAの選手として登録されます。